先日無事に日本公開も決定した、米国カリフォルニア州及びフロリダ州にある「有名テーマパーク」内で無許可でゲリラ撮影した映像を元に制作されたブラック・ファンタジー映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』。血がしたたる、どこかで見たことある様なお手手など、担当者大丈夫、消されない!? と色々な意味でホラーな本作ですが、ある日筆者のもとに一つの封筒が届きました。
中に入っていたのは試写会の招待状や、特製ステッカーなど。ホクホクしながら眺めていたんですが、封筒の外側をよく見ると……。
ん? この消印は……。そう、この可愛らしい消印は、舞浜にある某テーマパーク内から投函すると押してもらえる特別なもの。もう名前をボカしてもしょうがない、そう、東京ディズニーランドだね!
切手までディズニーキャラ。何度も言いますが『エスケイプ・フロム・トゥモロー』は「ようこそ“黒い”夢の国へ」がキャッチコピーのダークファンタジー。その試写会の招待状をあそこから送るなんて、こりゃ本気だぜ。
本作は本作は2013年1月、サンダンス映画祭でプレミア上映されると、夢と魔法の国への独創的な旅を大胆不敵に描いた“最大の問題作”として世界中で話題となった映画。さらに同年10月に全米公開されると、日本での公開を期待する声が日に日に高まっていました。そして、7月19日からは、まさかの「TOHOシネマズ日劇」含む全国10館で期間限定ロードショー。
公開が待ちきれない! というアナタに、US公開時の危ないユーザーレビューの一部をご紹介。
「ありきたりなホラーに飽き飽きしていた自分には美しい夢だった」
「デヴィッド・リンチのディズニー・ワールド」
「恐怖のディズニー体験!」
「ミッキーが麻薬を吸ったら見えたもの」(米映画DBサイトimdb.comより抜粋)
どうです? ますます観たくなったでしょう。個人的にはこのメインヴィジュアルのTシャツを着てパークに遊びに行きたいなぁ。おや、誰か来たようだ。
『エスケイプ・フロム・トゥモロー』ストーリー
いろいろダメダメな平均的中年アメリカ人のジムは二児のパパ。この途方もない未来からの脱出ゲームは、ある朝ジムが突然会社をクビになった時から始まっていた。なにかにつけてうるさい妻と、言うことを聞かない子供たちを連れて、魔法の城や妖精たち、ホワイト・プリンセスの待つあのステキなテーマパークへやってきたジム。夢と魔法の国での現実逃避を企てるジムがそこで目にするものは、黒いプリンセスが仕掛ける歪んだ幻想ワールド。楽しいはずの家族旅行はたちまちにして、妄想と奇妙な出来事に溢れたシュールな悪夢へと変貌する……。
夢が必ず叶うこの場所は、ジムの偉大なる妄想までをも叶えてしまうのだが……。
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