今回はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログ』からご寄稿いただきました。
■反社認定された人間はどのように復帰するのかについて(うさみのりやのブログ)
再エネ業界にいると、不動産に関係せざるを得ないわけで、そうするとしばしば「こいつ明らかに反社会組織だろ」と一目で分かる迫力を持つ怪しい人物に出会います。そんなわけで取引をする時は一応略歴を洗って問題ないか調べるわけですが、一見紳士に見える男も反社会組織っぽかったりすることもよくあります。
この時代反社会組織と関わりを持ったら、銀行から資金は回収され、口座は開けなくなり、クレジットカードは停止され、取引は打ち切られるという状況でして、もはやまともなビジネスをやることは不可能になるので反社会組織関係者をみたら、一目散に逃げ出すことにしてるのですが、一方で彼らがどんなことをして生計を立てているのかも気になるところでした。
「暴力団 消えた1万人~“離脱者”はどこへ~」 2014年04月04日 『特報フロンティア』
http://www.nhk.or.jp/fukuoka/frontier/back/back_140404.html
んでもって調べてみたら案の定で暴力団構成員の多くも旨味が無くなりつつある暴力団を辞めたがっていて、かといって普通の会社に今更入れるはずも無いので、そういった人達の受け皿となっているのがいわゆる裏産業の性風俗産業なり闇金融なりなわけで、反社抜けでらこちらに引っ越しするのが常道なようです。関東連合的な準暴力団の勃興にもそういう背景があるんでしょう。一応社会的には反社会組織を抜けて5年たったら表に復帰できるという扱いになっているようですが、まぁ社会的にはじきものにされた人達が5年間こうした裏産業にお世話にならずに暮らすというのはかなりの無理ゲーなので、反社認定されたら永遠に裏社会から抜け出せないという修羅の道を歩むことになっているのが現状なようです。
そんなわけで裏社会の人は、生き抜くために夜の社会の利権をがっちり守るためにありとあらゆる手を尽くすので、クラブなんかもがっちり黒い資本に囲われている状況でして、最近話題のダンス規制の背景にはこういう構造があるわけでそれを無視して無邪気に「何で踊っちゃ行けないんだ~」なんて言ってればすむという状況ではない気がします。反社を夜のビジネス界から追放して資本を健全化するのはもちろん賛成な訳ですが、少なくとも反社認定された人達が、真っ当な社会に復帰するための道筋というものが無ければ、彼らは彼らで結束して抵抗するなり、こそこそと犯罪を続けるなりで行き場が無く修羅の道を歩み続けることになってしまう。その辺だれか政府で考えている人っているんですかね???なんだかいなそうな気がする。
個人的にはこういう時こそ宗教の出番な気がするんですけどね。。。
何だか中途半端ですが、ではでは今回はこの辺で。
執筆: この記事はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログ』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年05月26日時点のものです。
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