富士通とジャストシステムは4月24日、日本語入力ソフト『ATOK』をスマートフォン向けにチューニングした『Super ATOK ULTIAS』を発表。このときは富士通製のスマートフォンに今後搭載していくことが予告されていましたが、NTTドコモが5月14日に発表した夏モデル『ARROWS NX F-05F』に『Super ATOK ULTIAS』が初めて搭載されることが明らかになりました。
『Super ATOK ULTIAS』は、富士通とジャストシステムが「スマホ史上最高ATOK」と自負する製品。「日本語英語辞書」「郵便番号辞書」「町名住所変換辞書」などを搭載し、前後に出てきた単語を読み取っての変換候補表示、入力ミスを校正した予測変換候補の表示といった機能を持つのが特徴です。
入力ミスの校正機能では、たとえば「ふいんき」と入力すると「雰囲気」が変換候補に表示され、「こみにゅけーしょん」と入力すると「コミュニケーション」を変換候補に提示してくれます。
「書き言葉」と「話し言葉」で独立して辞書を搭載しており、実行しているアプリごとに優先する辞書を自動で切り替える機能を搭載します。たとえば文書作成アプリで報告書を入力し始めると「書き言葉」を優先し、SMSや『Twitter』などで口語体の文章を入力し始めると「話し言葉」を優先。話し言葉では「6地域の方言辞書」も搭載しているので、方言で入力し始めるとその地方の方言を優先して変換候補を表示します。
『ATOK キーワード Express』により、最新キーワードの受信が可能。受信したキーワードは変換候補の単語に登録され、常に最新の辞書にアップデートできます。
『ARROWS』以外の機種から乗り換えたユーザーにオススメなのが、キーボードを選べる機能。『iPhone』スタイルの『STYLE-IP』、『Xperia』スタイルの『STYLE-XP』など、これまで使っていた端末のキーボードレイアウトと同じキーボードを選ぶことができます。フィーチャーフォンと同様の『STYLE-FP』も用意。
『Super ATOK ULTIAS』を初めて搭載したスマートフォン『ARROWS NX F-05F』は、OSにAndroid 4.4、2.3GHzのクアッドコアCPU、5.0インチフルHDディスプレー、2070万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAM、3200mAhバッテリーを搭載。5月下旬の発売予定で、ドコモショップやドコモオンラインショップで予約の受付を開始しています。
ARROWS NX
http://www.fmworld.net/product/phone/f-05f/
『ARROWS NX F-05F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W69×D10.4×H140mm
重量:約159g
3G連続待ち受け時間:860時間
LTE連続待ち受け時間:720時間
GSM連続待ち受け時間:690時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/840/720
実使用時間:約88.2時間
ディスプレー:約5.0インチ 1080×1920 TFT液晶(WhiteMagic) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(64GB)
カメラ:有効画素数約2070万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約130万CMOS
CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
バッテリー容量:3200mAh
ROM/RAM:32GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:対応
防水/防じん:対応/非対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:Gold、White、Red
参考記事:
ジャストシステムと富士通が共同でスマホ史上最高のATOKを発表
http://getnews.jp/archives/564209
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