NTTドコモは5月14日、『2014年夏モデル 新製品・新サービス発表会』を開催。Androidスマートフォン7機種とタブレット2機種を発表しました。最大のトピックはLTEを音声通話に利用する『VoLTE』の発表で、これに対応する端末を計6機種発表。『dマーケット』の新サービスとして『dマガジン』を発表したほか、ネットワークの充実と先進性をアピールした内容となりました。
発表会にはNTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏が登壇。先行して発表された定額通話プラン『カケホーダイプラン』と割引サービスが「大きな反響」と述べ、5月15日に予約開始、6月1日にサービス開始とアナウンス。開始時には家族と一緒に2台以上購入するユーザーやドコモを10年以上利用するユーザー、MNPで他キャリアに転出して戻ってくるユーザーを対象に割引キャンペーンを実施することも合わせて発表しました。
●『VoLTE』をアピール
続いて『VoLTE』の発表へ。LTEの利用による高音質な通話で、日本ではドコモが初めて提供することをアピール。その特徴として「高音質通話」「スピーディーな着発信」「高速マルチアクセス」「ビデオコール」の4項目を挙げ、説明していきます。
「高音質通話」は、従来の通話が300Hz~3.4kHzの音声周波数帯域だったのに対して、『VoLTE』では50Hz~7kHzの帯域に対応することを実際の音声で解説。音声サンプルには“リカちゃん電話”も使われました。従来と比べて音質が良く、女性の声の高音域がクリアに聞こえることが分かります。
「スピーディーな着発信」は、発信から着信までの時間が従来の半分以下に高速化することをアピール。
「高速マルチアクセス」は、音声通話の最中に地図アプリを利用して、従来のようなネットワーク利用に遅延が発生しないことを映像で示します。
ビデオ通話機能『ビデオコール』については、映像と音声の品質をアピールしました。
●夏モデルは『VoLTE』対応と充電・節電機能が特徴
続いて端末の発表へ。まず、夏モデルの特徴として「VoLTEへの対応」「電池の急速充電・節電機能」「“docomo select”の提供」を挙げました。
『VoLTE』に対応するのは、スマートフォン4機種とタブレット2機種。端末は5月15日から順次発売されますが、『VoLTE』の提供を開始する6月下旬以降にソフトウェアアップデートで対応していくとのこと。
急速充電機能は、たとえば『GALAXY S5』では電池残量が15%の状態から60分充電すると、通常充電では50%、従来の急速充電では77%に回復していたところ、新しい『急速充電2』で92%に回復すると説明。夏モデルではスマートフォン4機種、タブレット2機種が対応します。
非常用節電機能は、充電ができない非常時に、使えるアプリや通信、画面の明るさを制限して電池を長持ちさせる機能。残量15%の状態で非常用節電機能に切り替えると、それから約3日間待ち受けが可能になるとのこと。夏モデルではスマートフォン7機種すべてが対応します。
●スマートフォン7機種を発表
夏モデルでは最初に『Xperia Z2』を発表。『MWC2014』で発表されたソニーモバイルのグローバルのフラッグシップモデル。5月21日に発売を予定しています。
背面にガラスを使用した、グローバルモデルと同じデザイン。OSはAndroid 4.4、2.3GHzのクアッドコアCPU、5.2インチフルHDディスプレー、2070万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と3GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、非常用節電機能、『急速充電2』、4Kの動画撮影に対応。
『Xperia Z2 SO-03F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W73×D147×H8.2mm
重量:約163g
3G連続待ち受け時間:650時間
LTE連続待ち受け時間:570時間
GSM連続待ち受け時間:570時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/930/810
実使用時間:約79.2時間
ディスプレー:約5.2インチ 1080×1920 TFT液晶(トリルミナス ディスプレイ for mobile) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(128GB)
カメラ:有効画素数約2070万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約220万CMOS
CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
バッテリー容量:3200mAh
ROM/RAM:32GB/3GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:非対応
防水/防じん:対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:Black、White、Purple
同じくソニーモバイルの『Xperia A2』を発表。『Xperia A』の後継となる4.3インチというコンパクトサイズの製品で、4色のカラーをラインアップ。6月中旬の発売を予定しています。
OSはAndroid 4.4、2.2GHzのクアッドコアCPU、4.3インチHDディスプレー、2070万画素カメラ、16GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、非常用節電機能に対応。
『Xperia A2 SO-04F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:非対応
サイズ:約W65×D128×H9.7mm
重量:約138g
3G連続待ち受け時間:500時間
LTE連続待ち受け時間:450時間
GSM連続待ち受け時間:410時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):非対応/580/600
実使用時間:未定
ディスプレー:約4.3インチ 720×1280 TFT液晶(トリルミナス ディスプレイ for mobile) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(64GB)
カメラ:有効画素数約2070万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約220万CMOS
CPU:MSM8974 2.2GHz クアッドコア
バッテリー容量:2300mAh
ROM/RAM:16GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:対応
防水/防じん:対応/対応
NOTTV:非対応
NFC:対応
カラー:Lavender、White、Gray Black、Orange
次にサムスン電子の『GALAXY S5』を発表。初めて防水に対応し「ますます完璧」と加藤氏。高速オートフォーカス、LTEとWi-Fiを併用した高速ダウンロードといった特徴を発表しました。5月15日に発売を予定しています。
OSはAndroid 4.4、2.5GHzのクアッドコアCPU、5.1インチフルHDディスプレー、1600万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、非常用節電機能、『急速充電2』、4Kの動画撮影に対応。
『GALAXY S5 SC-04F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W73×D142×H8.3mm
重量:約147g
3G連続待ち受け時間:500時間
LTE連続待ち受け時間:440時間
GSM連続待ち受け時間:440時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/1020/700
実使用時間:約65.0時間
ディスプレー:約5.1インチ 1080×1920 フルHD 有機EL(SUper AMOLED)液晶 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(128GB)
カメラ:有効画素数約1600万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約210万CMOS
CPU:MSM8974AC 2.5GHz クアッドコア
バッテリー容量:2800mAh
ROM/RAM:32GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:非対応
赤外線:非対応
防水/防じん:対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:shimmery WHITE、charcoal BLACK、sweet PINK
次に富士通の『ARROWS NX』を発表。富士通とジャストシステムが共同開発した日本語入力システム『ATOK ULTIAS』を初めて搭載する端末で、『WhiteMagic』ディスプレーは明るさが25%向上し、直射日光の下でも画面が明るく見えるのが特徴。5月下旬の発売を予定しています。
OSはAndroid 4.4、2.3GHzのクアッドコアCPU、5.0インチフルHDディスプレー、2070万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、非常用節電機能、『急速充電2』に対応。
『ARROWS NX F-05F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W69×D140×H10.4mm
重量:約159g
3G連続待ち受け時間:860時間
LTE連続待ち受け時間:720時間
GSM連続待ち受け時間:860時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/840/720
実使用時間:約88.2時間
ディスプレー:約5.0インチ 1080×1920 TFT液晶(WhiteMagic) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(64GB)
カメラ:有効画素数約2070万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約130万CMOS
CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
バッテリー容量:3200mAh
ROM/RAM:32GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:対応
防水/防じん:対応/非対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:Gold、White、Red
次にシャープの『AQUOS ZETA』を発表。狭額縁の『EDGEST』デザインにより5.4インチのディスプレーは画面占有率が81%。新しいバックライト『Pure LED』により、赤色をきれいに表現できるのが特徴。5月23日の発売を予定しています。
OSはAndroid 4.4、2.3GHzのクアッドコアCPU、5.4インチフルHDディスプレー、1310万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、非常用節電機能、『急速充電2』、4Kの動画撮影に対応。
『AQUOS ZETA SH-04F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W74×D140×H9.3mm
重量:約154g
3G連続待ち受け時間:900時間
LTE連続待ち受け時間:770時間
GSM連続待ち受け時間:750時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/1380/1070
実使用時間:約101.7時間
ディスプレー:約5.4インチ 1080×1920 TFT液晶(IGZO) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(128GB)
カメラ:有効画素数約1310万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約210万CMOS
CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
バッテリー容量:3300mAh
ROM/RAM:32GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:対応
防水/防じん:対応/非対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:Orange、Black、White
同じくシャープ製の『Disney Mobile on docomo』を発表。6種類のディズニーキャラクターのテーマをシェイク操作や音声操作で切り替えができたり、3万点以上のディズニーコンテンツが無料で利用できるのが特徴。5月下旬の発売を予定しています。
OSはAndroid 4.2、2.2GHzのクアッドコアCPU、5.0インチフルHDディスプレー、1630万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。非常用節電機能に対応。
『Disney Mobile on docomo SH-05F』主な仕様OS:Android 4.2
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:非対応
サイズ:約W70×D141×H9.0mm
重量:約141g
3G連続待ち受け時間:700時間
LTE連続待ち受け時間:580時間
GSM連続待ち受け時間:590時間
連続通話時間(LTE/3G/GSM):非対応/960/810
実使用時間:約76.9時間
ディスプレー:約5.0インチ 1080×1920 TFT液晶(IGZO) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(64GB)
カメラ:有効画素数約1630万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約210万CMOS
CPU:MSM8974 2.2GHz クアッドコア
バッテリー容量:3000mAh
ROM/RAM:32GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:非対応
防水/防じん:対応/非対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:Silky White、Silky Pink、Silky Black
スマートフォンの最後に、富士通の『らくらくスマートフォン3』を発表。無印良品や蔦屋書店のアートディレクションで知られる原研哉氏がデザインを手がけています。8月の発売を予定。
OSはAndroid 4.4、1.2GHzのクアッドコアCPU、4.5インチHDディスプレー、810万画素カメラ、8GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。非常用節電機能に対応。
『らくらくスマートフォン3 F-06F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:非対応
サイズ:約W67×D137×H9.9mm
重量:約135g
3G連続待ち受け時間:未定
LTE連続待ち受け時間:未定
GSM連続待ち受け時間:未定
連続通話時間(LTE/3G/GSM):非対応/未定/未定
実使用時間:未定
ディスプレー:約4.5インチ 720×1280 有機EL液晶 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(64GB)
カメラ:有効画素数約810万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約130万CMOS
CPU:MSM8926 1.2GHz クアッドコア
バッテリー容量:2100mAh
ROM/RAM:8GB/2GB
テザリング:非対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:非対応
赤外線:対応
防水/防じん:対応/対応
NOTTV:非対応
NFC:対応
カラー:レッド、ホワイト、ブラック
●タブレットは10インチと7インチの2機種
続いてタブレットの発表に。まず、ソニーモバイルの『Xperia Z2 Tablet』を発表。10インチクラスで世界最薄、最軽量の防水タブレットです。通話機能も搭載していますが、別売りのハンドセット機能付きコントローラーとの組み合わせを想定しています。6月下旬の発売を予定。
OSはAndroid 4.4、2.3GHzのクアッドコアCPU、10.1インチフルHDディスプレー、810万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と3GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、『急速充電2』に対応。
『Xperia Z2 Tablet SO-06F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W106×D175×H8.4mm
重量:約233g
3G連続待ち受け時間:未定
LTE連続待ち受け時間:未定
GSM連続待ち受け時間:未定
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/未定/未定
実使用時間:未定
ディスプレー:約10.1インチ 1200×1920 TFT液晶(トリルミナス ディスプレイ for mobile) 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(128GB)
カメラ:有効画素数約810万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約220万CMOS
CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
バッテリー容量:6000mAh
ROM/RAM:32GB/3GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:非対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:非対応
防水/防じん:対応/対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:Black、White
最後に、シャープの『AQUOS PAD』を発表。7インチクラスでは世界最軽量の防水タブレットで、新書サイズのコンパクトな本体が特徴。6月中旬の発売を予定しています。
OSはAndroid 4.4、2.3GHzのクアッドコアCPU、7.0インチフルHDディスプレー、800万画素カメラ、32GBのROM(内蔵メモリー)と2GBのRAMを搭載します。『VoLTE』、『急速充電2』に対応。
『AQUOS PAD SH-06F』主な仕様OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W106×D175×H8.4mm
重量:約233g
3G連続待ち受け時間:未定
LTE連続待ち受け時間:未定
GSM連続待ち受け時間:未定
連続通話時間(LTE/3G/GSM):未定/未定/未定
実使用時間:未定
ディスプレー:約7.0インチ 1200×1920 TFT液晶 1677万色
外部メモリー:microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(128GB)
カメラ:有効画素数約800万画素CMOS
インカメラ:有効画素数約210万CMOS
CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
バッテリー容量:4200mAh
ROM/RAM:32GB/2GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
赤外線:非対応
防水/防じん:対応/非対応
NOTTV:対応
NFC:対応
カラー:White
●『docomo select』と『dマガジン』を発表
夏モデルの特徴で挙げられた『docomo select』は、デバイスやサービスと組み合わせて使える周辺機器やアクセサリーの新ブランド。ヘルスケアサービスと組み合わせて使えるウェアラブルデバイスや音楽サービスと組み合わせるヘッドセット、ワイヤレススピーカーなどを紹介。iOS/Android端末でフルセグ、ワンセグ、NOTTVの番組を視聴したり、テレビに接続できるチューナー製品『TV BOX』を7月に発売することも発表されました。
機器との連携強化のもう1例として、スマートフォンやタブレットのテザリング機能により『ニンテンドー3DS』を簡単にネットに接続できるAndroidアプリ『かんたんテザリング for ニンテンドー3DS』を発表。5月15日から『Google Play』で配信を予定しています。
サービスでは、6月に開始予定の『dマガジン』を発表。『週刊アスキー』『DIME』『週刊朝日』など70誌以上の雑誌が月額400円で読み放題となるサービス。雑誌や記事をカテゴリー、ジャンルから選べるユーザーインタフェースや、記事のクリッピング機能を搭載しているのが特徴です。
『dマーケット』関連ではほかにも、『dアニメストア』でH.265/HEVCコーデックにより同じ画質でファイルサイズを半分にした形式での配信、『dビデオ』で5月15日からHD画質のコンテンツ配信を開始することが発表されました。
●ネットワークの満足度と先進性をアピール
発表会の最後にはネットワークについてプレゼン。まず日経BPコンサルティングが発表した調査結果でエリア、通話品質、通信品質の総合満足度が高かったこと、47都道府県でダウンロード速度が1位だったことを挙げ、ユーザーの満足度が高いことをアピールしました。基地局の増設は引き続き強化していく方針で、2014年度末にはLTEの基地局数を現在の1.4倍、100Mbps以上の高速通信に対応する基地局は現在の10倍を目指すことを明らかに。
一部地域で提供している150MbpsのクアッドバンドLTEは東名阪を中心に強化していき、2014年度中には225Mbpsに対応するLTE-Advancedのサービスを開始、5Gの規格に対応する10Gbps以上の通信も開発に着手していることを発表しました。
加藤氏は「ダントツのエリアとスピードで最高のLTEを届ける」とネットワークに自信を見せ、最後には「最高のコミュニケーションを皆さまに」と書かれた巻物(?)を披露して発表会は終了しました。定額通話プランや『VoLTE』の提供で攻勢をかけるドコモですが、その優位性は今後、一般ユーザーにどこまで伝わるのでしょうか。今のところこの巻物のように、ちょっと分かりにくいかもしれませんね。
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