4月26日、27日に幕張メッセにて開催されていた『ニコニコ超会議3』では、フードメニューも豊富に取りそろえられていた。そのうちの一つがポップコーンワゴンだ。全7種類ある味のうち、筆者が最も気になったのが“永谷園のお茶漬け海苔”味。味が発表された後、どういうものか気になって実際に試してみたのは記者だけではあるまい。その時点では、スーパーでポップコーンと永谷園のお茶漬け海苔だけをレジに運び、店員さんから奇異の目を向けられながらも調理してみた。ポップコーンの袋にお茶漬け海苔を投入し、盛大に振り回すことで味がつくだろうと予想してやってみたのだが、なかなかうまくいかなかった。最終的には、ポップコーンとお茶漬け海苔を別々に口に含んで味だけ確かめるという結末に終わったのだ。

『ニコニコ超会議3』には、完成版が販売されるので期待をふくらませて購入。食べてみるとなるほど、こりゃイケる。ポップコーンに必須の塩味がお茶漬け海苔の塩味でうまくカバーできており、コーンの風味と和風の塩味が和洋折衷な味わい。なにより、お茶漬け海苔に入っている“あられ”が食感に変化を与えてくれるので食べていて飽きないのだ。別で購入したペットボトルの緑茶と合わせて食べてみたが、これはこれで新しいお茶漬け海苔の可能性を切り開いたのではないかと感じた。

ちなみに、店員さんにどうやったら上手く混ざるのかを聞いてみたところ製法は把握していないようだったが「粉に工夫があるのではないか」とおっしゃっていた。確かに、よく見ると緑色の粉末が細かく砕かれていてポップコーンに付着しやすいようになっていることに気づいた。もしご家庭で試してみようと思った場合は、海苔・あられと顆粒を分けて細かくしてから混ぜてみるとうまくいくかもしれない。

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