全世界で7億5千万ドルの興行収入を獲得し、46か国で初登場1位を記録、子どもから大人まで世界中の人々を魅了した『アメイジング・スパイダーマン』(2012)の続編となる『アメイジング・スパイダーマン2』がいよいよ、4月25日(金)より日本公開となりました。GWに観に行くぞー! という人も多いのでは?
本作の監督を務めるのは、ダニエル・パウター「Bad Day」やGreen Day、マイ・ケミカル・ロマンスなど数々のミュージックビデオを制作後、長編映画初監督となった『(500)日のサマー』が高い評価を得たマーク・ウェブ監督。世界的人気作品『スパイダーマン』を監督らしい演出で新たに描いています。今回は、マーク・ウェブ監督にインタビューを敢行。スピーディでスリリングな映像へのこだわりなど、色々とお話を伺ってきました。
――監督最新作であり『アメイジング・スパイダーマン』の待望の続編がついに日本でも公開となりました。映像が大迫力で、ハラハラドキドキさせられっぱなしで、また人間ドラマの切なさもありました。一番こだわった部分はどんな事ですか?
マーク・ウェブ監督:今回のテーマは「時間」で、その事を軸に物語を書いた。ハリー・オズボーンと父親の関係もそうだし、ピーターとグウェンの関係もそう。自分の愛する者達と過ごす時間という事を大切に描きたかった。映画も時計の針が映し出される所からはじまるし、非常に抽象的ではあるけど「時間」というテーマを表現したかったんだ。
――確かに、ピーターとハリー、ピーターとメイおばさんの関係など様々な「時間」が描かれていましたね。特に一度距離を置くピーターとグウェンの関係がとてももどかしかったです。
マーク・ウェブ監督:スパイダーマンのお話の中に、もともとロマンスの要素はありますが、実写になる事でより共感してもらえる内容になっているんじゃないかな。恋愛描写については小説や映画など色々と参考にする事もあります。例えば、村上春樹さんの『ノルウェーの森』でも初恋が非常に悲劇的に描かれていますよね。そういった日本の作品にも影響を受けています。
――本作では、スパイダーマンがよりコミカルな動きになっていた様に感じました。ビュンビュンとビルを飛び回る姿は、これまでのスパイダーマンシリーズの中でも飛び抜けてアメイジングでした。
マーク・ウェブ監督:一作目では冒頭30、40分はそれほど派手な動きはなかったけど、今回は冒頭からアクション全開で迫力のある作りにしている。3Dに関しても、スパイダーマンの持つ特殊能力“スパイダーセンス”をより感じてもらう為に効果的に使っている。ピーターが飛んでいる時にどんな気分なのかを観客の皆さんにも味わってもらいたいという気持ちで作っていて、かなり見応えのある映像になっているはずだよ。
『アメイジング・スパイダーマン2』
http://www.amazing-spiderman.jp/
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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