トヨタは『パッソ』をマイナーチェンジし、全国のトヨタカローラ店を通じて4月14日に発売した。今回のマイナーチェンジでは、低燃費を追求し、1.0L・2WD車でガソリンエンジン登録車トップの27.6km/Lを実現。従来型から燃費を約30%向上し、「平成27年度燃費基準+20%」を達成するとともに、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得し、「エコカー減税」の免税(100%減税)措置の対象となっている。さらに4WD車においても燃費を向上し、減税対象となった。
●ハイブリッド車で培われた低燃費技術
今回の『パッソ』は燃費面で大幅にパワーアップ。ハイブリッド車の先駆けであるトヨタがエンジンの設計を徹底的に見直した『1.0L 1KR-FE VVT-i エンジン』(1.3Lモデルは『1.3L 1KR-FE Dual VVT-i エンジン』)を市販車に初搭載。このエンジンには車が止まる少し前からエンジンが自動で止まる『停車前アイドリングストップ機能』も備わってさらに低燃費になっており、その結果27.6km/L(JC08モード)という超低燃費を実現している。
●驚異的な収納性
実際に乗ってみると、『パッソ』らしい縦横の広々とした快適さを実感できる。しかし驚くべきは、荷物を載せる空間がとにかく広く用意されていることである。ティッシュボックスが楽に収まる“ワイドフリーラック”、前後シートのアームレストには広々とした収納やドリンクホルダー、さらには、ちょっとしたドライブ時にうれしい“買い物フック”まである。
特に気になったのは、大切な荷物が床に落ちないように工夫された“ロングクッションモード”という変形機構。リヤシート座面のクッションを前方にスライドさせ、床面積を広げることができる。このほかにも合計11か所の収納が用意されている。収納が随所に配置された車は数多いが、一塊の巨大な容積を確保できるのはこの『パッソ』くらいではないだろうか。ちなみにフロントシートは、ベンチシートとセパレートシートを選択できるようになっているので、購入時の用途に応じて検討してみては。
●2つの個性を磨いた進化
デザインでは、『パッソ X、G』と『パッソ +Hana』の2種類を設定。『パッソ X、G』ではワイド感のあるロアグリルや、LEDを採用したテールランプなどで、すっきりしたクール感を演出。一方、『パッソ +Hana』では、プロジェクターヘッドライトやフォグランプと連続したロアグリルなどによりポップでキュートな印象が強まっている。
●『パッソ +Hana』がとにかくかわいい!
実際に2種類を見た上で、筆者のおすすめは『パッソ +Hana』である。全体的に女の子らしいコーディネートがなされており、パールホワイトで飾られたルーフ・ドアミラー・ホイール・フォグランプに加え、特に可愛らしいのがピンクのリヤコンビネーションランプである。また『+Hana』を印象付けるグレードエンブレム(オプション)も、アクセサリーと呼ぶに相応しく、まるで魔法少女に変身できるコンパクトのように、キラキラとした存在感を放っている。
●しずかちゃん専用車“しずカー”も登場! ドラえもん新CM発表会の様子
トヨタといえば、最近はドラマ版のドラえもんCMが話題になっているが、しずかちゃんをイメージした『パッソ』の特別モデル“しずカー”も登場。『パッソ』の女の子らしさも相まって、キャラクターのイメージそのままの可愛いデザインにニンマリ。なんとルーフにはタケコプターも。“しずカー”は空も飛ぶ!?
また新CMの発表には、しずかちゃん役を務める水川あさみさん、お笑いコンビ“キャイ~ン”の天野ひろゆきさんが登場し、会場を盛り上げた。「しずかちゃんと車に乗るのが夢だった」という天野ひろゆきさんに対し、水川あさみさんは「妻夫木くん(CMでのび太くん役の妻夫木聡さん)が良かった~」と辛口コメント。「ハートを磨け!」がテーマだという新CMは、あの日々から成長し大人になったしずかちゃんが『パッソ』に乗り込み、「なんでのび太さんなんかを……」と、大人の恋心に悩む内容。5月1日(木)から全国でオンエアされるとのことなので、要チェック。
■関連記事
STAP事件簿08 世間の参戦(1)「あり得ないコピペ」??(中部大学教授 武田邦彦)
STAP事件簿07 私がSTAP論文を読んでみると・・・(中部大学教授 武田邦彦)
つのだ☆ひろの名曲『メリー・ジェーン』にはモデルが居た? テレビで初公開
UBISsoftがリリースしたiOSバイクゲームが面白い 『Trials Go』が無料配布中
コメント
コメントを書く