フジテレビ『笑っていいとも!』が3月31日、31年半の歴史に終止符を打った。いろんな方が『いいとも!』グランドフィナーレで実現した夢の共演の裏話をするなど、先週はずっとその予熱が冷めない感じだったように思える。
その『いいとも!』終了に先立って発売された別冊サイゾーの『いいとも!論 「笑っていいとも!」31年を語る』が、かなり面白い。
★出演者、番組関係者、番組フリークたちへのインタビューから分かった「いいとも!」の真実★識者、コラムニスト、漫画家たちが書き下ろす「いいとも!」の本当の魅力
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●番組は、なぜ31年半も続いたのか?
●タモリのスゴさとは何なのか?
●裏番組はなぜ刃が立たなかった?
●迷場面・珍事件の数々
そして、2014年3月……
●「いいとも! 」は、なぜ終了することになったのか? なぜ、あの日に発表されたのか?
次々に明らかになる、番組をめぐる謎の数々
タブー知らずのサイゾーが斬り込む「いいとも! 」の功罪
『いいとも!』の前の番組『笑ってる場合ですよ!』の司会者だった島田洋七さんをはじめ、番組に関わった放送作家やスタッフ、出演者や『いいとも!』ウォッチャーなどさまざまな人へのインタビューを中心に構成されているのだが、中でも元フジテレビアナウンサーである長谷川豊さんが語る内容が面白い。
「いいとも!」という番組がフジテレビにとってどんな存在だったのか。また、その終了の陰で何があったのか。フジテレビを知りつくした男が語る。
というコンセプトで、フジテレビ関係者にはことごとくインタビューを断られたという中で実現したという長谷川さんへのインタビュー。元社員だけあって興味深い話がいろいろ飛び出す。
特に興味深いのは、『いいとも!』の後番組の話題。まだ情報が少なく、『バイキング』という名前も発表されていなかった段階でのインタビューだが
「後番組は成功するわけにはいかない」
とフジの現役社員が語っていたというのである。
長谷川 これは現役社員から聞いた話ですが、タモリさんとその所属事務所の社長である田邊さんの顔に泥を塗れないんだと。すぐに「いいとも!」の実績を忘れさせてしまうような後番組が出てきてしまったら、あの方たちのメンツが潰れます。田邊さんは、日枝会長ほか、フジの上層部とは昵懇ですからね。まずは「やっぱりダメでした。やっぱりタモリさんじゃないとダメですよ」って言わないといけないって言ってました。個人的にはなんだかなあ……って思いますけど。
とのこと。放送開始より一週間たった『バイキング』、好評という話はあまり聞かないが、そういう事情があるならさもありなんという感じだろうか。
本の紹介には
「いいとも! 」は、なぜ終了することになったのか? なぜ、あの日に発表されたのか?次々に明らかになる、番組をめぐる謎の数々
とあるが、終了の理由や、2013年10月22日に突然発表された理由についても長谷川さんは語っており大変面白い。
興味のある方は読んでみては?
関連:『笑っていいとも!』グランドフィナーレで爆笑問題・太田光が田中康夫にのど輪落とし
http://cureco.jp/view/134
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