googleGoogle が助けてくれるのは、なにもインターネット世界だけではない。路頭に迷った日本人バックパッカーを Google の人が助けてくれた、その感動秘話をお伝えしたいと思う。

・春休みにちょっと長いアジア旅行
旅行サイト『タビィコム』の元アルバイトA君は、日本人男性の大学一年生。春休みにちょっと長いアジア旅行をしたい! ということで、3月10~25日の予定でバンコクへと旅立った。

・お金を落とした!?
特にトラブルもなくA君はアジア旅行をエンジョイ。あと数日で帰国という3月21日、マレーシアでその悲劇は起こった。あ、あ、あれ? ない、ない、ない! お金がない! どうやら、落とした(もしくは盗まれた)ようだ。持っているキャッシュカードは海外じゃ使えない(涙)!

・12時27分 大使館経由で送金不可能
どうにかゲストハウスにチェックインしたものの、所持金は50リンギット(約1500円)のみ。A君は Facebook から『タビィコム』のスタッフOさんに助けを求めて連絡。緊急の場合、大使館経由で送金も可能らしいが、クアラルンプールの在日本大使館は春分の日だったため閉館中。つまり、大使館経由で送金するなどの手段が取れないことが判明!!

・13時23分 もはや絶望的か!?
このままでは本当にヤバイという状況のなか、Oさんはシンガポールに住んでいる『タビィコム』記者Sさん(女性)に Facebook でヘルプを求めた。Sさんは夫(シンガポール Google 勤務)にマレーシアに知り合いがいないか聞いてみたところ、残念ながら知り合いはいなかった。

・13時52分 Google が助けてくれる!!
しかし! 事態はここから好転ッ! Sさんの夫が機転を利かし、マレーシアの同僚にA君を助けてくれるように相談。そしてなんと! Google が、A君に手を差し伸べたのである。

・14時45分 マレーシアの Google で一番偉い人登場
ゲストハウスを出てA君が向かったのはマレーシアの Google オフィス。しかも、そこで待っていたのは Google マレーシアで一番偉い人! まさに「マジかよ!」という展開である。

A君は160リンギットを受け取り、さらにカフェテリアで遅いランチを食べ、15時15分ごろに Google をあとにしたという。A君が助かったことを知ったシンガポールの Googleスタッフたちは歓喜! まさにお祭り状態になったという。あらゆる人たちの協力を得て、なんとかバンコクまで戻ったA君。無事に日本へと帰国し、現在は新たな旅を進めているとのこと。

・今回は緊急事態の特例であり異例
「Googleってそんなこともしてくれるんだ!! じゃあ自分もやってみようかな?」なんて思った人はダメですよ(笑)。今回は緊急事態の特例であり異例。A君のラッキーと Googleスタッフ(もちろん関わった全員)の優しさが生んだ出来事といえよう。

・同じバックパッカーとして
ちなみに、シンガポールの Google に勤務するSさんの夫は元バックパッカー。もしかすると、同じバックパッカーとしてA君を助けたいと強く思ったのかもしれない。

Ahocalypsis アホカリプス
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