先日お伝えした「風力発電プラントでハリケーンを食い止める計画」と同じぐらいスケールの大きな計画を提案する科学者が現れました。
その計画とは、高さ300m・幅45m・長さ160km以上の巨大な壁を造って、竜巻の被害を食い止めようというものです。まさに「進撃の竜巻」計画!
アメリカでは、大陸中部を南北に走る草原地帯――“竜巻街道”――で毎年たくさんの竜巻が発生し、年平均60人の犠牲者が出ています。また近年は、地球温暖化のせいか竜巻が巨大化する傾向にあり、今後さらに竜巻被害は拡大すると考えられています。
“竜巻街道”は、ロッキー山脈から降りてくる冷たく乾いた空気とメキシコ湾からの温かく湿った空気がぶつかり合う場所で、大気が不安定になりやすいこの地域では、しばしば『スーパーセル』と呼ばれる巨大積乱雲が形成されます。竜巻はその積乱雲の下で発生しやすいことがわかっています。
ペンシルベニア州テンプル大学の物理学者・Rongjia Tao教授は、竜巻の原因となる2つの空気の流れを断つために、ノースダコタ州、カンザスとオクラホマの州境、テキサスとルイジアナの州境に巨大な壁を建造することで、竜巻の発生を抑えられると主張しています。
この巨大な壁を建造するには100マイルあたり600億ドルもの費用がかかる見込みですが、建築家に打診したところ、数年で建造が可能で、目障りにならないよう強化ガラス製にもできるため、観光名所になるだろうということです。
しかし、ある気象学者はこのプランに対し、「竜巻は抑えられても、予期せぬ急激な気候変動をもたらすだろう」と、否定的な見解を示しています。
画像とソース引用:
wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Tornado
wired.co.uk
http://www.wired.co.uk/news/archive/2014-03/08/tornado-walls
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