この日に訪れた隣接世界は、現代でありながら何らかの理由により終戦を迎えず戦争が継続している時空柱を意図的に選んで訪問した。
この写真の信号機は、新宿のとある交差点のものである。この世界には至る所に防空壕があり、定期的に街全体で避難訓練が行われていた。滞在期間は2週間であったが、その間昼に2回、夜に1回の避難訓練が行われた。頻度に規則性が無いことから、抜き打ちと思われる。避難訓練の主体がどの機関なのかは不明。
因みに、交戦対象はこちらの世界に存在しない国であった。戦後に大きく異なる道を辿った時空柱のようだ。
※この連載は著者がつくりだした「架空世界」の様子を画像と共に紹介するという趣旨のものです。画像と文章で表現された世界は実在しません。
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