昨日11月18日、ガジェット通信にてお伝えした
「虚構新聞の「日本ユニセフ、寄付金の流れ透明化へ」という記事 日本ユニセフ協会から抗議が来て削除」という記事。
「ネタにマジレス」的な日本ユニセフの対応がかなり話題になり、アクセスも殺到したと見えてサイトにつながらなくなるような状態にもなっていたが、11月19日に当の『虚構新聞』は
『本紙記事「日本ユニセフ、寄付金の流れ透明化へ」についてご報告』(http://kyoko-np.net/kenkai1311.html)
という記事を掲載。記事削除にいたった詳しい経緯を説明した。
それによれば、記事執筆の狙いは『2ちゃんねる』の元管理人のひろゆきこと西村博之さんが日本ユニセフ協会大使であるアグネス・チャンさんに対し公開質問状(http://hiro.asks.jp/90907.html)をブログに掲載したことと、先日フィリピンを襲った台風被害について募金の話題が続いていたことから「募金をテーマにした記事」を、とのことだったという。
また、「記事の狙い」や「掲載記事が及ぼす影響についての配慮」「協会から送られたメールの内容」「記事削除に踏み切った理由」についても事細かに説明し、今回の騒動についてお詫びしている。
また、日本ユニセフからのメールは「協会の信頼を失墜させかねない内容なので削除を求める」とのことだったが「それでは具体的に記事のどの部分が信頼失墜につながる内容だったのでしょうか」という疑問も呈し、
今回当該記事の削除に応じたのは、「削除に応じることなく徹底的に争う」から「頭を丸めて全面的に土下座謝罪」までを含め、さまざまな選択肢が考えられる中で、「抗議と削除のメールが来た」という事実を公にすることが、この問題を考えるうえで最も効果的であると判断したためです。嘘・フィクションであることを明示し、なおかつ本文を最後まで読めば内容が支離滅裂であることが明白であるにも関わらず、個々の記述に含まれた事実も含め「記事全体として誤解を招く」という理由で、協会が全文削除要請という対応を取るのだということを明らかにしたほうが一層議論が深まるのではないかと思ったからです。事実、今回の件に関しては、ネットでの反応を見る限り本紙と協会の対応についてそれぞれ賛否が渦巻いています。このような判断から今回は要請即削除という対応を取りましたが、本紙としてこれを前例とするつもりはありません。今後についても対応を協議したうえでケース・バイ・ケースとしていきます。
と結んでいる。
※画像は『虚構新聞』のサイトより引用
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