劇団「月蝕歌劇団」と制作会社「ふゅーじょんぷろだくと」が主催する初の新人女優オーディション「ジュリエット賞」が始動した。同賞では将来性を重視し、様々な分野で幅広く活躍できる女優を発掘、育てることを目的としている。一次の書類審査は今年の8月下旬からすでに募集開始。審査基準はプロ・アマ・国籍問わず、16歳から23歳位の女優を目指す、未婚の女性。そして可愛いだけではなく、誰にも負けない個性を持った、そんな女性を求めている。
審査員には金子修介(映画監督)、中森明夫(作家・アイドル評論家)、秋山道男(魅力づくりプロデューサー兼クリエイティブディレクター)と各分野で活躍する著名人が参加。優勝者には賞金100万円と来年2月公演予定の月蝕歌劇団による寺山修司作「家出のすすめーサード篇ー」と「オズの魔法使い」、ふゅーじょんぷろだくと制作の映画のヒロインに起用される。
先週、都内某所で行われた記者会見には、審査員の金子修介監督、中森明夫氏、そして主催者である「月蝕歌劇団」代表高取英氏、ふゅーじょんぷろだくと代表才谷遼氏、が出席した。主催である高取英氏は開始の挨拶で「演劇界には作家、演出家には賞があるが、若い新人に対する賞がない。劇団の話題作りにもなるのではないかと今回の企画になりました」とジュリエット賞設立の動機を述べた。挨拶が終わり「どんな女優を求めるか」との質問に金子修介監督は「高取氏に誘われ、サブカルチャーのアイドルスターを作るのは面白いのではないかと思いました。いずれそういう子を使って映画を撮りたいという思いもあり引き受けました。長澤まさみが東宝シンデレラガールズに選ばれた時に会場に立ち会っていたが、本当に12歳の子供だった。また国民的美少女コンテストを思い出しても選ばれる人は必ずいるものだと思いました。地下やアンダーグラウンドではなく、新しい言葉を発明できたらと思いながら、新人を発掘したいと思います」。また、中森明夫氏は「12歳の長澤まさみを見いだした金子修介と12歳の上戸彩を見いだした中森明夫がいるんですから、この賞はもう大丈夫です」と賞に対し自信に満ちていた。
ジュリエット賞の一次書類審査締切は11月10日(日)必着、二次審査は11月中旬一次審査合格者のみに連絡。面接及び歌唱力、演技力、ネット投票での審査。最終審査は公開オーデションとなっており、2013年12月5日(木)午後19時からザムザ阿佐ヶ谷にて開始。一般チケット 前売り2900円 当日3000円となっている。
なお記者会見の模様はyoutubeで配信中。
https://www.youtube.com/watch?v=AloWhH4dIaQ&feature=youtube_gdata&noredirect=1
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