サラリーマンというのはリース機器と同じ

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

■サラリーマンというのはリース機器と同じ
生産性の話のまとめ。サラリーマンというのは言ってみれば会社の備品のリース機器と同じだと思うのだよね。毎月一定の金額を払っている。それをどう使うかは会社の責任であって、売上に有効活用するも、ほとんど使わずに放置するも、会社の自由&責任。

だってサラリーマンは仕事を選べない。与えられた仕事をその人のベストを尽くしてこなすだけ。これを成果に対する報酬にしたらどういうことになるか?

例えばすごく無茶な仕事をやらされたとする。基本的に拒否できないのだからやるしかない。当然仕事は失敗し成果も出せない。成果がゼロなのだから、報酬もゼロ。それでいいの?

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サラリーマンが成果を出せるかは仕事を与える側の責任であって、作業者の責任ではない。だから基本的に生産性についても作業者は責任を持たない。生産性を上げるのは会社(管理職)の責任。

一方個人事業者は、その人自体が会社なのだから、会社の利益を上げる責任がある。言い換えれば仕事を選べる。儲かりそうな仕事はやるし、失敗しそうな仕事は断る。

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で、まあ会社の経営者や管理職が、「作業者はもっと生産性に責任をもて」というならわかる(上述のように間違ってるけど、そうしたい気持ちはわかる)。

でも作業者の側から「生産性を上げたい」ってのは、意味がさっぱりわからない。仕組みとしてそれは成り立たないわけで、成り立たないものを要求して、要求が聞き入れられないとボヤいても意味ない。

(なんでか理解できないが)作業者が生産性を上げたいなら、仕事を選ぶ権利と成果を上げる責任をワンセットでゲットしなければならない。選ぶ権利がないのに成果だけ求められたら、悲惨だと思うんだけどね。会社がその作業者に仕事を与えず、当然のことながら成果もゼロだから、給料もゼロでもいいんですかね。それは外注だよね。

うちの会社や上司はやさしいから、きっと成果が上がる仕事だけを自分に与えてくれるはず、ということなんですかね?素晴らしい信頼関係だ。それだったらそもそも不満なんて出ないんじゃないの?

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●追記2013-10-19

正しそうな気もするけど、違和感が残る。生産性が低い状況は社員にしてみれば働くのが辛い状況なんじゃないかな。プログラマーであれば自動テストのないコードの山に放り込まれたら、とりあえずテスト書いて、最終的に生産性が上がるように…

それはあくまでプログラマが「勝手に、好きで」やってるってことでwwww。プログラマに限らず人間は誰でも工夫をするモチベーションを天与のものとして持ってると思うんだよね。でもそれをことさら、給料や残業に結びつけると、いろいろ変な方向に向かってしまう。ましてや報酬がないから工夫をしないとか。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年10月21日時点のものです。

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