9月1日、渋谷某所にて8月27日に扶桑社より発売された『あまちゃんファンブック おら、「あまちゃん」が大好きだ!』の発売記念オフ会がブクログ(http://booklog.jp/)の主催により行なわれた。
140人の定員に400人を超す応募があったという今回のイベント。取材ではなくガチで申し込んで、幸運にも当選したので行ってきました!
※このレポートは主催者の許可を得て掲載しております
当日は『Twitter』でのつぶやきや写真撮影もOK。参加者の方々が「#あまちゃんオフ会」のハッシュタグでツイートや写真アップを行っていたのでご覧になった方もいるのでは?
会場にはファンブックでも使われたイラストが多数展示され、また、注意書きなどにも『あまちゃん』ネタが仕込んであったりとイベント開始前からウキウキしてくる。
司会は『あまちゃんファンブック』発行元の扶桑社の大久保かおりさんと、編集協力の安田理央さん。安田さんはファンブックで北三陸ロケ地巡礼レポも執筆している。その『あまちゃんファンブック』、予想を超える人気で既に4刷5万部突破と紹介され大きな拍手が。
まず最初に今回のゲストで漫画家の青木俊直さん、なかはらももたさん、シラトリユリさんが登壇。青木さんは『ウゴウゴルーガ』をはじめキャラクターデザイナーやアニメーターとしても有名だが、毎日あまちゃんの絵をネットにアップする“あま絵師”としても名を馳せており、主人公・天野アキ役の能年玲奈さんの事務所のオフィシャルTシャツのイラストも手掛けている。
なかはらさんやシラトリさんもファンブックで美麗なイラストや漫画を披露してくださっているのだが、シラトリさんはあの伝説の『Twitter』のハッシュタグ「#ミズタク俺の部屋祭」を作った方だとのこと。74話で主人公のアキがアイドルの尞にやってきて、松田龍平さん演じるミズタクこと水口琢磨の部屋で過ごすことになるエピソードがあり、そのとき生まれたハッシュタグ。現在もミズタクがなんかやらかしたときに使われている。“俺の部屋”はもう関係ないのに“ヤマザキ春のパン祭り”みたいで語呂がいいからだろうか。
その後、漫画家のひうらさとるさんとうめ(妹尾朝子さんと小沢高広さんのユニット)さん、“北いわて親善大使”のサトウコウスケさんも登壇。ひうらさんは『ぽーきゅぱいん』や『レピッシュ!』といった作品を描かれていて昔個人的に読んでいたのだが、皆さんには綾瀬はるかさん主演でドラマ化された『ホタルノヒカリ』の作者としておなじみだろうか。うめさんの『大東京トイボックス』はゲーム業界を舞台にした傑作漫画で、ガジェット通信読者なら必読の漫画であるといえよう。サトウコウスケさんは現在九戸村役場にお勤めで、PCを駆使し独学でイラストを描いたりデザインをしたりするようになり、それが現地でグッズとしても販売されているとのこと。ファンブックでは、劇中でPCやネットを使って観光のPRに一役買う小池徹平さん扮するヒロシになぞらえ“リアル・ヒロシ”と呼ばれていたりする。
司会やゲストの皆さんによる『あまちゃん』への愛にあふれた楽しいトークでは、マニアックなネタがポンポン出てくるのだが、参加者の皆さんはしっかりと反応しており流石だなと感じる。
イベントの後半ではプレゼント抽選会が行われ、サトウコウスケさんが用意したグッズや北三陸のお土産が賞品として提供された。漫画家の先生たちがその場で描いた「あまちゃんで好きなキャラ」「好きなシーン」というお題の色紙もプレゼントに。また、途中イラストレーターの寺田克也先生が描いた若い頃の天野春子のイラストも会場で紹介され、その艶めかしさに皆が驚愕していた。
ちなみに、イベントの当選で運を使い果たしたのか、残念ながらプレゼントには当選しませんでした。当たった人羨ましい!
最後は大きなボードに漫画家の皆さんが“あま絵”を描き、イベント参加者全員で記念撮影をして楽しいイベントは終了。カメラマンの「では、太巻ポーズで」という呼びかけで、ほぼ全員が腕を組んでスッと脇の下に手を開いて入れるという『あまちゃん』への愛にあふれた参加者の皆さんだったのでした。
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