マーベル・コミックの作品でありながら、「アベンジャーズ」の枠に収めることができない孤高のダークヒーロー・ゴーストライダー。主人公ジョニー・ブレイズと、内面に巣食うダークヒーロー像をアカデミー俳優ニコラスケイジが狂気の熱演し、日本語吹き替え版は声優の大塚明夫さんが担当。9月18日の『ゴーストライダー2』BD&DVDリリースを前に、大塚さんからのコメントが到着したのでご紹介します。
『ゴーストライダー2』は、同じマーベル・コミックのオールスター映画「アベンジャーズ」の枠には決して収める事ができない、団体戦には全く不向きながら闘えば地上最強のダークヒーローを描いた超大作の続編。大塚明夫さんは、メタルギアソリッドシリーズのスネークや、『攻殻機動隊』/『イノセンス』のバトー役などで知られる、声優界きっての“渋声”の持ち主。ゴーストライダー×ニコラス・ケイジ×大塚明夫の組み合わせは、映画ファンのみならずアニメファンも必見なのだ。
――久しぶりの続編ですがアフレコをしてみていかがでしたか?
大塚:前回から約5年ほどの時が経っての続編だけど、演じた役柄はすぐに思いだせたよ。好きな作品なんでね! 今回も昔と変わらないスタンスで臨んでいるよ。ニコラス・ケイジはよりキレてるし、前作よりかなり進化しているんじゃないかな。
――『ゴーストライダー2』の中で特にオススメのシーンはありますか?
大塚:ダニーが飛びかかって火を吐くシーンは気持ち悪くて(笑)、好きだな。気持ち悪いっていうのは……例えばスプラッターとかは怖いとかは感じないんだよね。どうやってるんだろ? というのが気になっちゃってね。スタッフや役者の一生懸命を感じて温かい目で観てしまう。
他にも、最後にモローが覚悟して敵陣に向かうシーンとか好きだけど、やっぱりイチオシは火炎放射器のオシッコですね!あそこ面白いよね。子どもが笑うところが、良いよ。
――字幕版はもちろん、ぜひ日本語吹き替えで楽しんで欲しい一作ですよね。
大塚:吹替えは情報量も多いから、字幕とはまた違った楽しみがきっとあります。冒頭のニコラス・ケイジの苦悩する芝居も細かくてね、吹替え版でも見てほしいシーンですね。吹替え版、楽しんでいただけると思いますよ。
――大塚さんは本作以外でもニコラス・ケイジの吹き替えを担当していますよね。
大塚:彼との縁は結構、長いんですよ。映画『コットンクラブ』にニコラス・ケイジがリチャード・ギアの弟役で出ていてね、その吹替えをやりました。テレビでやったやつですが、その時が初めてだったと思いますね。そのころはまだニコラス自身も一本でやり始めるかどうかっていう時だったと思います。
ニコラス・ケイジの吹替えは僕が全部やっているわけではないですけれど、彼とは年も近いし、古いし、あんまり他人とも思えない。血の繋がっていない従兄弟みたいな感じかな!?
――今後チャレンジしてみたい役柄は?
大塚:まだやったことない役があってね。弁護士とか検事。裁判のシーンになると大体被告人席に座っている役が多くてね(笑)! 裁判劇で弁護士とか検事をやってみたいですね。船長とか医者は多いんだけどな。
――どうもありがとうございました!
ちなみに普段からバイクに乗られる大塚さん。愛車は、ハーレーとスクーターだそう! まさにゴーストライダーにふさわしい男らしさです。9月18日にリリースとなる数量限定のBlu-ray&DVDの中には、本編の他に音声解説やメイキング・ドキュメンタリーも収録。吹き替え版も必ずチェックしよう。
『ゴーストライダー2』ストーリー
父親を師から救うため悪魔と契約し、自らの中にゴーストライダーを宿してしまったジョニー・ブレイズ・彼は憎しみや怒りに呼応して、本人の意思とは関係なく、突然現れる復讐の妖精=ゴーストライダーの存在に苦しんでいた。 そんな折、ある僧侶から彼に依頼が入る。悪魔が自らの新たな“体”として狙っているある少年を助けてくれ、間に合わなければ世界は悪の手に堕ちてしまう、という……。果たして、ジョニーは自分の中に巣食うゴーストライダーが持つ闇の力をコントロールしの敵から少年を救い出し、自らの呪いを解くことができるのであろうか!?
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