公開時にわずか3日間で興収約10億円を稼ぎ出し、全米初登場1位を獲得したポリス・アクション『エンド・オブ・ウォッチ』。パトカー内に搭載されたビデオカメラによって、これまで映像化されることのなかったL.A.の犯罪最前線が、凄まじいリアリティと、かつてない臨場感でえぐり出されていることで話題を呼んでいます。
それもそのはず。なんと、実際にロサンゼルス警察の全面協力と監修を得て、犯罪都市L.A.のなかでも最も危険な地域サウス・セントラルの恐ろしい日常を、二人の警察官の仕事を通じて見事なまでに映しだした作品なのです。
日本のテレビ番組で最もよく見る特集番組のひとつに警察をテーマにしたものがあります。警察官の24時間を追いかけたもの、犯罪現場への潜入捜査、交通警察による違反の取り締まりや追跡の現場。そのどれもがお茶の間に緊迫感を届け、明かされる裏側に視聴者は釘づけ。
この、LA版の『警察24時!』ともいえる映画『エンド・オブ・ウォッチ』。どこまでもリアリティを追及したこの映画では、まさに本物のロサンゼルス警察の監修を受けた警察マニアにはたまらない裏ネタが満載です。
その1:本物のロサンゼルス警察が監修
ロサンゼルス郡保安官事務所とロサンゼルスとイングルウッドにある警察署が全面アシスト。ロス市警でパトロール警官として15年勤務したハイメ・フィッツシモンズがテクニカルアドバイザーとして参加した。何と映画には署長役でも出演している。
その2:俳優たちはパトカーでシートベルトをしない
主役のテイラーとザヴァラはパトロールの際に車中で一度もシートベルトを掛けていない。これはすぐに出動できる態勢でいることの裏付け!?
その3:シャツの首回りをやたら引っ張る仕草のわけは?
劇中で警官テイラー役のジェイク・ギレンホールがやたらとシャツの首回りを引っ張る仕草を見せるのは、癖ではなく防弾チョッキの位置を直しているから。一年中防弾チョッキを着用している警察官ならではの細かい仕草までこだわっている。
などなど『エンド・オブ・ウォッチ』には、ポリス映画ならではの裏ネタが満載。銃をもった犯罪者と向き合うことも日常茶飯事のアメリカの警察官の仕事と日本の警察の仕事を見比べるのも楽しい!
なお映画のタイトルとなったエンド・オブ・ウォッチは、警察官が1日の終わりに記録する業務日誌の最後に“EOW (勤務時間終了)” の3文字と時間を記入し帰宅することが決まっているが、もし彼らが二度と家に帰ることができなければ、それはもう一つの“EOW (殉職)” と呼ばれるという警察内の隠語。こんなシビアな日常と向かい合っている警察官の毎日は本当に楽じゃない!
映画の公開を記念して銀座の丸の内TOEI脇に「L.A.警察丸の内TOEI分署」と銘打ちポリスボックスが再現。概要:ブースには、劇中出てくる拳銃のいくつかと同じシリーズのものが展示されています。
期間中、外国人ポリスが2名でブースに立ち、来場者との記念撮影も予定。ブースの中は、警察書の中のイメージを再現し、ロッカーや机、ホワイトボード、イスなどを配置。パロディ警告ポスターなども。そしてEOWポリスと写真撮影した人には、この暑さを吹き飛ばすスペシャルドリンクがプレゼントされるとの事なので、お見逃し無く!
『エンド・オブ・ウォッチ』は8月17日(土)、丸の内TOEI他全国ロードショー。
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