伝説的ファンタジー・キャラクター、“オズの魔法使い”を豪華キャスト&スタッフ陣で映画化した映画『オズ はじまりの戦い』。『スパイダーマン』3部作の鬼才サム・ライミ監督がメガホンをとり、数奇な運命に導かれ、一人の男が偉大なる魔法使いになるまでを描くアクション・ファンタジーは日本でもヒットを記録しました。
そんな『オズ はじまりの戦い』のBlu-ray&DVD、オンデマンド配信が8月2日にリリース。不思議に満ちた魔法の国“オズ”を救うため、美しすぎる魔女たちとの壮大な戦いがと、美しすぎる映像の数々をお部屋で楽しむ事が出来ます。
今回は、本作の視覚効果を手がけたシニア・ビジュアルエフェクツ・スーパーバイザーのスコット・ストクダイクさんに電話インタビュー。『スパイダーマン』シリーズなど多数の作品で活躍する彼に、映像でのこだわりポイントや、知られざるサム・ライミ監督の人柄など、色々なお話を伺ってきました。
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――まず「ビジュアルエフェクツ・スーパーバイザー」という職業についてお聞きしたいのですが。
スコット・ストクダイク:簡単に言ってしまえば「監督の思い描いたとおりの世界を作る」という仕事だね。脚本を読んで、自分が知っている色々なテクニックを使いながら映像を仕上げていくんだ。
――『オズ はじまりの戦い』は今まで観た事の無い美しい映像の連続でしたが、相当な苦労があったのでは無いでしょうか?
スコット・ストクダイク:サム・ライミ監督は無茶なことは言わない人なんです。特に、彼は視覚効果を多様した映画に慣れているから、どういうことが可能でどういうことが無理かが分かっている。後は、彼は徹底した現場主義なので、一人ひとりのスタッフと密接に連携するんです。私も、ほぼ毎日平均3時間くらいMTGしながら作っていったので、完成した映画は100%彼のスタイルが表現できているはずだよ。
そういう点では苦労は無かったのですが、たくさんの事を短い時間の中でやらないといけないのは大変でした。途中で変更があったりして。
――特に苦労されたシーン・箇所はどこですか?
スコット・ストクダイク:一番苦労したのは“オズの国”を作る所ですね。オズの国には40個ほどの別世界のロケーションが存在するのですが、それを全てゼロからCGで作るというのは本当に大変でした。
――それをスコットさんをはじめとする精鋭チームが作り上げていったわけですね。
スコット・ストクダイク:今回一緒に仕事をした何人かは、『アリス・イン・ワンダーランド』でも同じだったメンバーなのですが、皆デジタルを使って風景を作る事が得意なんですね。草木や花々一つ一つのディティールにすごくこだわる。本作では『アリス』で身に着けた技術をさらに進化して、活用していますから、映画を隅々まで観てもらい、風に揺れる木とか細かな所を感じて欲しいです。
――ここまで映像技術が進化すると「実写化出来ない物は無い!」とまで考えてしまいそうですが、スコットさんが個人的に実写化してみたい童話や物語はありますか?
スコット・ストクダイク:『デアデビル』シリーズや『シン・シティ』の原作者でも知られるフランク・ミラーのグラフィックノベルが大好きだからいつか携わってみたいな! 『オズ はじまりの戦い』の中では個人的にヒヒの大群が出てくる所が好きなのだけど、ヴィジュアルを使ってストーリーを伝えるという部分に面白さを感じていて、グラフィックノベルでも同じ様に表現が出来ればと考えているんだ。
――どうもありがとうございました!
オズ はじまりの戦い
ブルーレイ(2枚組/デジタルコピー付き)、ブルーレイ+DVDセット<各3,990円/税込>
3Dスーパー・セット(3枚組/デジタルコピー付き)<6,090円/税込>
DVD(2枚組/デジタルコピー付き)<3,990円/税込>
ブルーレイ、DVD同日レンタル開始、オンデマンド同日配信
http://www.disney.co.jp/movies/oz-hajimari/
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