今回のゲストはブルース・リーを愛してやまないという俳優・監督の竹中直人さん。そして40年前の劇場公開時に作品を担当していたワーナー・ブラザーズの宣伝マンである渡辺完二さんも、当時の出来事を語ってくれた。
竹中直人さんは18歳の時に観た『燃えよドラゴン』で完全にブルース・リーの虜になってしまったそう。
その後、大学生の竹中さんは『ぎんざNOW!』という番組で「ブルース・リーのモノマネ」で喝采を得るのだが、日本のテレビ界でブルース・リーのモノマネをした人物は竹中さんが初めてとなる。
渡辺さんによれば「当時としては異例の1万人規模の試写会」のおかげもあり、竹中さんのような"ブルース・リーのモノマネをする若者"で、日本中があふれかえっていたそうだ。
当時の価格で実際には40億の配給収益があったという。当時のロードショーの入場料金が450円から500円に変わるくらいだったことや、配給システムの違いなどを考慮して現在に換算・推測すると、100億円越えの大ヒット!の作品だったのだ。
竹中さんはモノマネもはさみつつ、「"考えるな。感じろ"――ずっとそのまま生きてますね、考えずに、何も。」と語った。
ブルース・リーについて聞かれると「永遠に消えない存在ですよね。もうこの姿、声、――燃えよドラゴンの時だけなんですね、声。あとは全部吹き替えなんで。存在自体がずっと自分の中にしみこんでいるって言うか、最高の存在ですね、永遠に。」と感慨深そうに遠くを見た。
7月17日に発売された『燃えよドラゴン製作40周年記念リマスター版』、初回限定生産分はTシャツ付きとなっている。
本作の主な特徴は次のようになっている。
・ディレクターズ・カット版 全編リマスター・テレビ朝日「日曜洋画劇場」放映版(富山敬)日本語吹き替え初収録
・特典映像「製作ポール・ヘラ―による音声解説」「ブルース・リーに魅了された人」「『燃えよドラゴン』縁の地を訪ねる/詠春拳:ブルース・リーが学んだ拳法」
・豪華外箱&帯び付き仕様、フォトカード8枚セット
価格は6980円となっている。
発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
ワーナー90周年 ワーナーミュージアム
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