MMD研究所はフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)ユーザー992人に対して調査を実施。『フィーチャーフォンユーザーの携帯端末に関する利用実態調査』と『フィーチャーフォンユーザーのスマートフォン乗換意向に関する実態調査』の調査結果を発表しました。「なるほど」と予想どおりの結果がある一方、ちょっと面白い結果も出ていたのでご紹介します。
この調査は、フィーチャーフォンを所有する15~69歳の男女992人を対象に実施したもの。ドコモユーザーは331人、auユーザーは330人、ソフトバンクユーザーは331人という内訳になっています。
「あなたはスマートフォンを購入する予定はありますか?」という質問に対しては、「特に決めていない(まだわからない)」(46.1%)、「購入する予定はない」(33.4%)と、8割近くのユーザーが今のところスマートフォンはいらないと回答。この回答をしたユーザーにスマートフォンの購入を検討しない理由を尋ねたところ、「スマートフォンの必要性がない」という回答が63.0%と最多でした。現在フィーチャーフォンを使っているユーザーは、そのまま継続して使う意向が強いことが分かります。
このうち、スマートフォンを購入する意向がある20.6%に、購入を検討しているスマートフォン端末の機種について尋ねたところ、56.4%の過半数が「iPhone」と回答。フィーチャーフォンからの乗り換えには『iPhone』が有力な選択肢ということが分かります。続く人気機種は「AQUOS PHONE」(24.5%)、「GALAXY」(23.0%)、「Xperia」(21.6%)、「ARROWS」(15.2%)という順番に。“ツートップ”に入らなかったシャープも、さぞや喜んでいるのではないでしょうか。
シャープ公式Twitter「おまえツートップじゃないからと宣言される瞬間を想像してみる」と発言
http://getnews.jp/archives/376309
検討しているスマートフォン端末についてユーザーのキャリア別に結果を見ると、ちょっと面白い結果が。auユーザーの57.6%、ソフトバンクユーザーの66.7%と圧倒的多数は「iPhone」と回答。これに対してドコモユーザーは「iPhone」(43.9%)に続いて「Xperia」(34.8%)、「GALAXY」(33.3%)とツートップが上位に。ここまでは想像できる結果ですね。
続く「AQUOS PHONE」(28.8%)に次いで人気だったのは「REGZA Phone」(22.7%)でした。生産終了しているブランドを選択肢に入れるのはどうかと思いますが、回答が20%以上と、ブランドとして認知されていることが分かりますね。
続いて「ARROWS」(21.2%)、「Windows Phone」(10.1%)。Windows Phoneは2011年にauから発売されたWindows 7.5端末以降、国内では新機種が登場していませんが、ドコモユーザーは意外と気になっているんですね。
よく考えると、『REGZA Phone』もauから発売されたWindows Phoneも、東芝ブランドのスマートフォン。現在は富士通に引き継がれた東芝の携帯電話事業ですが、東芝ブランドが復活したら人気端末になる……のかも?
『フィーチャーフォンユーザーの携帯端末に関する利用実態調査』(MMD研究所)
http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=1219
『フィーチャーフォンユーザーのスマートフォン乗換意向に関する実態調査』(MMD研究所)
http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=1221
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