昨年2012年のPRESIDENT 2012年4月30日号に掲載された記事ファンタジーに逃げる“下流”の人々 -「年収別」心底、役立った1冊、ゴミ箱行きの1冊が、7月6日にウェブ上に掲載され『Twitter』などで多いに批判を浴びているようだ。
記事の概要は、昨年行ったアンケートの結果を分析するというもの。年収500万、800万、1500万それぞれ334人ずつから合計1002人の回答を得たという。
以下、投資コンサルティング会社インスパイアのファウンダーにして社団法人HONZを率いる読書界の鬼才、成毛眞氏、そして幾多のベストセラーを世に送り 出してきたエリエス・ブック・コンサルティングの代表にして、メールマガジン「ビジネスブックマラソン」の筆者、土井英司氏のおふたりによる的確かつ辛辣 なコメントをいただきながら、読書と年収の赤裸々な関係を見ていくことにしよう。
ということで、成毛眞氏と土井英司氏の2人が年収別の読書傾向にコメントしてゆく。成毛眞氏については、マイクロソフト日本法人の元社長というイメージはあったのだが、いつのまにか「読書界の鬼才」と呼ばれていたのかとちょっと驚く。というか読書界って何。
そして、文中の
【土井】500万の人は明らかにファンタジー、エンタメ中心です。『ONE PIECE』なんて漫画は思い切りファンタジーです。【成毛】そもそも知的な人間は漫画なんて読まないよ。海外企業のマネジメントなんて、漫画本の表紙すら見たことないだろうねぇ。
というところにカチンときたネットユーザーが多いようである。
また、
【土井】(略)上流は世の中を動かす法則や権力者の意図、そして政治に強い関心がありますね。苦境の時代こそ、現実を見据え、現実を変えていこうとしている。一方で、500万の人はファンタジーに逃げているように見えます。
という記述もある。
この記事がウェブ上に掲載され、9日の段階で『Twitter』によるコメントが1100以上、『ニコニコニュース』に配信された同記事には2400近くのコメントがつき現在も炎上状態となっているようである。一年以上前の記事なので、何らかの意図があっての炎上マーケティングの一貫だとしたら大成功と言えるかもしれない。
一方、成毛眞氏(@makoto_naruke)は7月8日に『Twitterにて』
「プレジデントのやっつけ仕事でエライ目になってしまった。二度とプレジデントの仕事は引き受けないw」「プレジデントのやっつけ仕事でエライ目にあってしまった。二度とプレジデントの仕事は引き受けない。」
と語尾を変えて2回ツイートしている。
※画像は『Twitter』より引用
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