物流ウィークリー

働いてたドライバーから有休や残業代を請求されたことで「人間不信に陥るよ」と語ったという零細の物流会社社長と思しき人物の記事が、ネットを中心に波紋を呼んでいるようだ。

発端となったのは、6月3日に物流・運送・ロジスティクス業界の総合専門紙である『物流ウィークリー』のホームページに掲載された

残業代未払い求めるドライバー「人間不信に陥る」

という記事。

要約すると、「不平不満も言わず、まじめに働くいいやつだった」ドライバーが、半年すぎたころに有休をとりたいと言ってきた。また、未払いの残業代を要求して来たので払えないと諭すと弁護士を伴い荷主へ駆け込んだ。ドライバーは入社してから、すべての日報をコピーして保管していた“確信犯”であり、「平気で会社を裏切るドライバーに人間不信に陥った」というもの。

ネットでは、この社長に対して批判の声が殺到。有休も残業代もドライバーにとっては当然の権利であるとして、「裏切り」や「確信犯」といった、さも被害者であるかのような物言いの社長に疑問を持つ人が多かったようだ。

いわゆる“ブラック企業”について、居酒屋チェーンである和民の創業者・渡邉美樹氏や、ユニクロ創業者の柳井正氏の発言が取りざたされることも多い昨今。雇用する側とされる側の意識の違いが垣間見えて、なかなか興味深い。

※画像は物流ウィークリーのホームページより

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