今回は山田孝之さんのブログ『Y氏は暇人』からご寄稿いただきました。

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■福岡の中心地区 天神は化石だらけ

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化石や恐竜に詳しい友人が「天神は化石だらけ」と言っていました。

私が「そりゃ掘り返せばいくらかは出てくるよ」と言うと、彼は「掘らなくても見れる」と言います。

博物館にある化石や売り物の化石でもないと言います。

天神は福岡県の中心地区で商業施設や企業が密集している地域です。

山どころか田畑さえ ありませんので、とても化石が見つかる場所だとは思えません。

ある場所にアンモナイトがいるから見に行こうということになり行ってきました。

その結果、確かに天神は化石だらけでした・・・。

化石のようなファッションの人がいる、とかそういうオチではなくて、本物の化石をたくさん見ることができました。

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▲ アンモナイトと言えばみなさんご存知のこういうやつです。（写真はWikipedia アンモナイト*1より引用）

*1：「アンモナイト」 『Wikipedia』
http://ja.wikipedia.org/wiki/アンモナイト

本当にこういうものが見れるのでしょうか。

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▲ 半信半疑で期待せず向かった先が、若者が集うファッション商業施設「ソラリアステージ」。

そこの地下1階を待ち合わせ場所に指定されたのです。

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▲ すると彼は会ってすぐに「ここにアンモナイトがいるよ」と言うのです。

指差す場所をみてみると・・・

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▲ あっ！本当にアンモナイトだ！

さらに彼は、

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▲ ここにも、ここにも、ここにもと、次々と探しだしていきます。

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▲ すごい・・・

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▲ ほんとうに大量にアンモナイトがいます。

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▲ 今までこの場所を何百回と通ってきたのに全然気がつきませんでした。

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▲ ここまでたくさんあるとは。

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▲ こんなにキレイな形のものまで。

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▲ 作り物ではないそうです。

彼いわく、アンモナイトを探しながら大理石を切るとものすごく手間がかかるので、おそらく使った大理石に、たまたま たくさん入っていたのではないかと思う とのことでした。

彼はここ以外にも化石が見れる所があると教えてくれました。

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▲ 次に向かった先が「IMS（イムズ）」。

こちらはファッションのお店だけでなく、イベントホールや文化センターも入っている複合施設です。

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▲ 地下2階のこの場所に化石があるそうです。

彼が「ここ」と示した場所を見ると・・・

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▲ 植物らしきものが！

一見、ただの汚れにも見えますが、よ～く見ると確かに植物の形をしています。

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▲ 他の石にも同じ形をしたものがありますので間違いないでしょう。

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▲ 彼が言うにはこれはおそらく「ユカリ」*2かその仲間だそうです。

*2：「ユカリ Plocamium telfairiae (Hooker et Harvey) Harvey」 『海藻海草標本図鑑 Weblio辞書』
http://www.weblio.jp/content/Plocamium+telfairiae

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▲ 「ユカリ」を調べてみると、確かにそっくりです。（写真はWikipedia Plocamium *3より）

*3：「Plocamium」 『Wikipedia,the free encyclopedia』
http://en.wikipedia.org/wiki/Plocamium

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▲ 他にもこういうものが見つかりました。

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▲ ミミズか何かでしょうか？

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▲ 彼が言うには、ミミズ的なものかもしれないが、形状や見つけられる数から判断すると魚のフンだと思うと言っていました。

なるほど～、確かに金魚のフンってこんな感じですよね。

次はサンゴを見に行こう！と彼は言います。

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▲ 次に向かったのが「天神コア」。

天神地区でもっともギャル系のファッション施設ですので化石とはかけ離れた流行最先端の場所です。

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▲ この壁の白いラインの部分にサンゴがあるそうです。

なんだかこのラインが地層のように見えてきました・・・。

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▲ 発見！

確かにサンゴっぽいです！

これはイシサンゴ*4の仲間だそうです。（※リンク先の写真がちょっとだけ気持ち悪いので注意です。）

*4：「イシサンゴ目」 『Wikipedia』
http://ja.wikipedia.org/wiki/イシサンゴ目

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▲ これはおそらく貝か何かだと思う と言っていました。

他にも貝っぽいのやサンゴっぽものがたくさんありました。

そしてラストはこちら。

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▲ 毎日福岡会館です。

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▲ 入口エントランスのこの壁が化石だらけだそうです。

普通に暮らしていたらこの壁に化石があるなんて絶対に考えないな・・・。

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▲ じ～っと見ていると、巻貝を発見しました！かわいい！

ツリテラ*5という貝らしいです。

*5：「ツリテラ」 『PEPPER 展示解説システム』
http://pepper.kmnh.jp/top/index.php?sub=content&contentid=211

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▲ これも巻貝らしいです。

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▲ これはコロモガイ*6というものだそうです。ソフトクリームみたいでかわいいですね。

*6：「コロモガイ科」 『MIYOSHIの貝殻の部屋』
http://www.geocities.jp/kazura32/koromogai.html

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▲ これはちょっとわからないけどナマコとかそいういものの仲間かもと言っていました。

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▲ これもコロモガイっぽいけど自信はないとのことでした。アンモナイトの奇形*7かもとも言っていました。

*7：「ファイル:Nipponites.jpg」 『wikipedia』
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Nipponites.jpg

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▲ まさか本当にこんなにたくさんの化石が見つかるなんて思っていませんでした。

ほんの1～2時間探しただけですので他の場所を探すともっと見つけられそうな気がします。

子供さんの自由研究などにもいいかもしれませんね。勉強になりますよ。

執筆：この記事は山田孝之さんのブログ『Y氏は暇人』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年5月30日時点のものです。

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