12月9日、東京カルチャーカルチャーにて『ハガキ職人ナイト! 14』が開催された。『ハガキ職人ナイト!』は、2007年からはじまったイベントで、今回で第14回目を迎える。主役となる“ハガキ職人”とは、ラジオや、雑誌の投稿コーナーに投稿しているリスナーや読者のこと。『ハガキ職人ナイト! 14』では、総勢14名の“ハガキ職人”たちが舞台に立ち、会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
●職人は伊達じゃない! ハイレベルな大喜利に爆笑!
イベントでは、かつて放送されていたラジオのコーナーを使った大喜利や、このイベントのために用意されたお題に対しての大喜利などが行われた。今回初めて『ハガキ職人ナイト!』を取材したのだが、ネタのレベルが高く、普段ラジオを聴かないような人でも楽しめるイベントであった。世相を皮肉ったネタや、じわじわ尾を引く笑い、一発で爆笑のネタなどバラエティ豊富なネタが次々に飛び交っており、「これが職人か……」と思わず納得する場面も多々。
●田村Rさんのコメント
今回で14回目を迎えた『ハガキ職人ナイト!』だが、イベントの開催にあたっては様々な工夫や苦労があったという。そこで、司会を務めた田村Rさんから『ハガキ職人ナイト!』に対してのアツいメッセージを頂いたのでご覧いただきたい。
2007年に最初の『ハガキ職人ナイト!』が行われたときは皆「最初で最後」という気持ちでした。
全力で臨んだからこそ2度目に繋がり、今日まで続けてこられたのだと思います。
知名度も上がり、こうしてメディアで取り上げていただく機会も得ました。
だからこそ同じことをしていたら飽きられると思うし、常に「開催できるだけでも奇跡的」という初心は忘れずにいたいものです。
いつまでも続けるために、いつも終わらせるつもりで臨みたい。今回初登場の人を増やしたように、最近は出演者にもスタッフにも新しい血を入れています。
観客だった人が舞台に出る側に、ということも珍しくありません。
今回の客席からも新たな仲間に出てきてもらいたいと思います。
個人的に、運営する上での最大の原動力は「感謝の心」です。
『ハガキ職人ナイト!』創始者である本多平八郎さん(かつて各所で名を馳せたハガキ職人)が出演の誘いをくれなかったら、まるで違う人生になっていました。
ご多忙のため私が主催となりましたが、「本多さんのためにも盛り上げたい」「感謝を伝えたい」とは常に考えています。
そんな自分が今回の出演者から「呼んでくれてありがとうございました」と言われます。感謝の連鎖が歴史をつなぐのかもしれません。
イベントが続けばいいので、自分が携わることにこだわってはいません。
若い力に後を継いでほしいし、我々の想像をブチ壊すぐらい新しい『ハガキ職人ナイト!』を見たいとも思います。他人が想像つかないものをつくりだすのはハガキ職人の得意技ですからね。
今後も定期的に開催予定の『ハガキ職人ナイト!』。『radiko』の普及も相まって、ながらで楽しめる点が最注目されているラジオ。こういったイベントをきっかけにラジオを裏で支えるハガキ職人にも注目してみてはいかがだろうか。
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