最近、Facebookアカウントの乗っ取りやなりすましが急増中しているようです。被害にあった人からは「それは私じゃない!」「友達が被害にあってる!」といった声が。あなたのFacebookアカウントは大丈夫? 被害の状況と特徴を対策を紹介します。
■”なりすましアカウント”の特徴
被害にあった人の声をまとめると、次のような特徴がありました。
・5/17日くらいから“なりすまし”被害の声が急増
・IDと表示名が異なる
・名前は同姓同名(少し漢字を変えるパターンあり)
・生年月日や性別が変わっている
・自分の友達リストに友達申請を送りつける
・アイコンがディズニーキャラクター
なりすましアカウントの特徴は男性が女性になっていたり、生年月日が異なっていたりと、微妙な違いがあること。本人や本人をよく知っている人から見れば「ニセモノだ」とすぐにわかります。しかし”友達の友達”などのよく知らない相手だと、うっかり承認してしまう危険性も。
なりすましの目的は不明ですが、「大量にスパムを送りつけられる」「勝手に自分や友達の情報を見られる」のは気持ちが悪いもの。2012年に起きた逗子ストーカー事件では、ストーカー男性が被害者女性のFacebookをチェックしていたことが知られています。プライベートを晒す機会の多いFacebookだけに、個人情報については注意が必要です。
■勝手に「いいね!」する怖~いマルウェア
更に注意が必要なのは、ブラウザにインストールしている拡張機能(アドオン)が悪さをしている可能性があるということ。アドオンを装ったマルウェアが勝手に「いいね!」や「共有」「チャット」などの“乗っとり行為”を行うのですから怖い話です。
発表されたマルウェアは「Trojan:JS/Febipos.A」というもので、ウェブブラウザのGoogle ChromeとMozilla Firefoxを標的にしているとのこと。Facebookを便利に利用するために、拡張機能を使っている人も多いと思いますが、知らないうちに感染している可能性もあるため要注意です。
■“なりすまし”の予防と対策
それでは、具体的な”なりすまし”の予防と対策を見ていきましょう。
・既に登録している人から友達申請が来たら直接確認する
・名前や性別、アイコン等をチェック
・実際に会った人にだけ友達申請する
・プライバシー設定・セキュリティ設定を強化する
・不要なFacebookアプリは削除する
・アプリとの情報共有設定を解除する
・ブラウザにインストールしている拡張機能を見直す
・“なりすまし”を発見したらFacebookに報告する
“なりすまし”は既にアカウントを持っている人になりすますため、既にアカウントを持っている人から再度申請が来た場合は、メールなどで直接確認を。性別やアイコンが異なる特徴もあるため、承認する時は要チェックです。特に実際に会ったことがない相手からの友達申請に気をつけましょう。
Facebook側の設定も再確認を。勝手なタグ付けや、アプリを通じての情報漏えいを防ぐには“タグ付けの前に確認”“アプリとの情報共有”の設定を変えることで対応できます。なりすましを発見したら、Facebookに“このユーザーを報告”で連絡しましょう。
今回の”なりすまし”については、詳細不明な部分が多いため、今後の情報に注意してください。
(参考URL)
Facebookなりすまし急増? - Togetter http://togetter.com/li/505130
知っておきたい、Facebookの怖い話 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133372830326319601?&page=1
プロフィールを乗っ取るブラウザ拡張機能、Facebookで出回る - ITmedia エンタープライズ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1305/14/news031.html
(写真引用元)
photo credit: mkhmarketing via photopin cc
http://www.flickr.com/photos/mkhmarketing/8541370656/
※この記事はガジェ通ウェブライターの「相澤マイコ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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