自分の感情を表すスキル。エンコーディング
心理学では自分の気持ちを言語を用いず、表情などで表すことをエンコーディング(符号化)とよんでいる。喜怒哀楽を表情ではっきりだせる人はエンコーディング能力が高い人と考えられている。役者などはエンコーディング能力の高い人種の最たる例だろう。
相手の気持ちを解読するスキル。デコーディング
心理学では相手の感情や考えを理解したり、推測をしたりして解読するスキルをデコーディング(解読)とよんでいる。デコーディング能力は対人関係において重要なスキルであると考えられており、このスキルが高い人は「他人に関心が高い」「思考方法が具体的」「表情やしぐさに良く気がつく」という特徴があり、女性のほうが男性よりもこのデコーディング能力が高いといわれている。
男性に欠如しがちなスキル。デコーディング能力
夫婦関係の研究をしているノラーという心理学者によると、夫婦関係が上手く機能していない家庭では、夫のデコーディング能力に問題があるパターンが多いと結論づけている。要するに夫が妻の感情や考えを理解していないということである。彼女や奥さんから「あなたは私のことをちっとも理解しようとしていない!」といわれて喧嘩になったことがある男性は注意が必要といえるだろう。
なぜ、女性のほうがデコーディング能力が高いのか?
女性の方がデコーディング能力が高いというのは、いくつかの心理実験でも裏付けられている。その理由として考えられるのは、①肉体的に女性のほうが男性よりハンデがあるために早く相手の心理を読んで自分の身を守る必要がある②社会的立場が男性よりも弱い場合が多く、すばやく相手の心理をよんで自分の身を守る必要がある③女性はワイドショーやうわさ好きな人が多く、他人に対して関心が高い傾向があるために相手を観察するスキルが高い。という点が挙げられる。そう考えると、セラピストや占い師といった職業に女性が多いのも納得がいくのではないだろうか?
上記のような理由からデコーディング能力に優れた女性は無意識のうちに相手のちょっとした仕草やふるまい、表情や感情のゆらぎなどからやましい部分をしっかりとサーチしているのだ。無論、全ての女性がデコーディング能力が高いというわけではないし、男性でもデコーディング能力の高い人はたくさんいる。しかしながら、パートナーに隠し事をしている男性は相手のデコーディング能力に充分注意をするべきだろう。
photo by Chealse V
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※この記事はガジェ通ウェブライターの「浅川 クラゲ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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