今回は、ロードレースでもマウンテンバイクでもない自転車競技の『バイクトライアル』(自転車トライアル)を紹介します。バイクトライアルは自然や人工物などの障害物をいかに足をつかずに通過できるかを競うスポーツです。 スピードも重要ですが、コースを読む力も必要です。 一瞬で選手が駆け抜けていくだけの競技とは違い、じっくりと目の前で選手を見ることができます。
愛知県新城市で2013年4月14日に開催された『第2回全日本トライアル選手権大会in新城』を撮影した写真と共にバイクトライアルについて説明していきます。
●どのようなコースを走るのか
写真のような場所で競技を行います。「がれきや岩山しか写っていないけど何か?」と言われそうですがこれがコースです。 この、自転車が走行できなさそうな場所を選手たちは走行します。
走行といっても多くは飛び跳ねるように移動することが多いです。
●どういうルールなのか?
競技者は難しいルールがありますが、観戦者は何も知らなくても楽しめます。大雑把なルールとしては
・コースアウト、制限時間オーバーで終了
・足を5回つくとアウト。
です。バイクトライアルは非常にマニアックな競技ですが、観戦する人は全く前提知識がなくても楽しめるのが魅力です。
マイナーなスポーツですが、見ていて飽きないと考えます。
このように足を地面や障害物につくと一点減点です。5点減点されるとそのコース(セクション)での競技は終了です。
●観戦方法
面白そうな障害物を見つけたら、その場所で立ち止まって観戦してください。同じ障害でも選手によって攻略の方法が違うので見ていて楽しいです。難易度の高い障害をクリアしたら是非拍手を送ってください。 この感覚は観客と選手が一体になった感じで興奮します。
万が一選手が失敗してしまった場合も、温かい拍手で次のコースに送ってあげてください。
コースによってはDJ風の解説者や音楽がかかっている場所もあります。選手の紹介やインタビュー、障害物の難易度などの説明もあるので面白いと思います。
他の観戦方法としては、ゴルフのように見たい選手の後をついていく方法もあります。ゼッケン一番の『寺井一希』選手はこのスタイルで観戦している人が多かったです。
ゼッケン番号1番の寺井一希選手
バイクトライアルはロードレースなどの他の自転車競技と違い、体格差のハンデが無い競技と言われています。 このため、子供から大人の差はもちろん、スポーツで不利と言われる日本人と外国人との差はバイクトライアルでは少ないです。このため、国際試合で日本人が活躍していると言われています。
マイナー競技は観戦も難しい、前提知識が必要と感じてしまいますが、バイクトライアルにはそのような問題はありません。 誰でも観戦を楽しめると思います。
身長以上の落差も普通にジャンプします。
この高さからの落下も普通です。
10センチ程度のスペースも積極活用です。
幅1m程度もジャンプでクリア
華麗なジャンプもバイクトライアルの醍醐味です。
JBTA -日本自転車トライアル協会-
第2回 全日本選手権トライアルin新城 エリート20/エリート26
http://youtu.be/fTKkk0TgSS0
※この記事はガジェ通ウェブライターの「寺平長由」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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