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ポップカルチャーに関する分科会(第1回)(2013年4月9日)【会議資料・一部文字起こし】

2013/04/11 00:02 投稿

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【会議資料・一部】

ポップカルチャーに関する分科会(第1回)(2013年4月9日)の会議資料の一部をご紹介いたします。

■ポップカルチャーに関する分科会(第1回)(2013年4月9日)【会議資料・一部文字起こし】

●ポップカルチャーに関する分科会(第1回)出席者

ポップカルチャーに関する分科会(第1回)出席者

平成25年4月9日 15:00〜16:00

於:総理大臣官邸3階南会議室

     世耕 弘成      内閣官房副長官

     寺田 稔       内閣府大臣副大臣(クールジャパン戦略担当)

     山際 大志郎     内閣府大臣政務官(クールジャパン戦略担当)

     長谷川 榮一     内閣総理大臣補佐官

構成員

議長   中村 伊知哉     慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授

     河瀬 直美      映画作家

     樹林 伸       漫画原作

     齋藤 茂       (株)トーセ代表取締役社長

事務局

     内山 俊一      内閣官房知的財産戦略推進事務局長

●クールジャパン推進会議・ポップカッルチャーに関する分科会の設置について:資料1

資料1

クールジャパン推進会議・ポップカッルチャーに関する分科会の設置について

平成25年4月2日

クールジャパン推進会議議長決定

1.趣旨

 我が国の文化について海外に向けて協力に発信していくためには何が必要なのかについて、若者の視線から提言してもらうことを目的として、若者に人気があり、かつ海外からの評価も高いポップカルチャーの第一線で活躍している方に議論してもらうため、クールジャパン推進会議(以下、「会議」という。)の下に「クールジャパン推進会議ポップカルチャー分科会」(以下、「分科会」という。)を設置する。

2.検討事項

(1)会議において検討されるクールジャパン戦略の推進方策び発信力の強化方策の若者の視線による検討

(2)その他

3.検討体制

(1)分科会の構成員は、若者に人気があり、かつ海外からの評価も高いポップカルチャーの第一線で活躍している人とする。

(2)分科会は、議長が主宰する。

(3上記に揚げるもののほか、分科会運営に必要な事項は、議長が決める。

4.構成員

 議長 中村 伊知哉 慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授

 河瀬 直美 映画作家

 樹林 伸  漫画原作者

 齊藤 茂 (株)トーセ代表取締役社長

●ポップカルチャーに関する分科会の運営について(案):資料3

資料3

ポップカルチャーに関する分科会の運営について(案)

平成25年4月9日

ポップカルチャーに関する分科会

ポップカルチャーに関する分科会(以下「本会」という。)の議事の手続その他本会の運営に関しては、以下のとおりとする。

1.議事の公開について

(1)本会は原則として公開する。ただし、議長が議事を非公開することが適当であると判断したときは、この限りではない。

(2)本会の議事録は、原則として、会議の終了後、速やかに発言者名を付して公開する。

2.配布資料の公開について

本会で配布された資料は、原則として、会議の終了後速やかに公開する。

3.参考人の招致について

議長は、本会の審議に必要があると認める時は、参考人を招致することができる。

4.運営事項について

前各項に掲げるもののほか、本会の運営に関し必要な事項は、議長が定める。

●クールジャパン推進会議の主な発言(第1回):資料4-1

資料4-1

クールジャパン推進会議の主な発言(第1回)

【コンテンツについて】
・経済省と総務省が共同要求している170億の補正予算や500億のリスクマネーについて、日本のコンテンツを海外発信の基盤になるよう有効に使えるようにすべき。日本はプレゼンスが弱まっている中でコンテンツハブになる必要。
・韓国が行なっているコンテンツ施策はよい例。
 

【食について】
人を集める仕組みが必要。例えば、ワインに負けないような最高の日本酒を作るといった話題作りが必要ではないか。その方策を考えるきっかけ作りをクール・ジャパン推進会議が担うべき。
・日本人の目は長けており、また作り手の姿勢は忠実、研究熱心であって、日本のパンやスイーツは世界一。富裕層だけでなくパン・スイーツなどあらゆる階層に受け入れられる日本の良さに目を向けるべき。
・日本のお酒は米から作られている。日本人は民族的に米を通じた大きなつながりの輪になれる力がある。
・イタリアンのように日本の食材を海外でも広く普及させていくべきではないか。海外に日本食レストランはあっても日本食材は使われていない。

【ファッションについて】
・日本のファッションの文化をより発信していくためには、政治家などに世界に誇れるブランドを着ていただく。

・漢字を含めて、かっこいい。かわいいといった日本語の輸出を図り、日本語の良さを海外にアピールできたらよい。感性に訴え、わかりやすいものが重要。
・沖縄サミットの際、アロハシャツではなくかりゆしウェアとして展開させた。今やその名称は定着している。かりゆしウェアのように日本の種を探す必要がある。

【インバウンドについて】
・ 地方都市の特徴をいかに海外に対しアピールしていくのか。インバウンドの推進が必要。そのためには、とにかく物語を作ることが重要。

・外国人旅行者誘致の観点から、国宝、重要文化財の名称について、変更を含めて議論すべき。

【ポップカルチャーについて】
・若者など広く受け入れられる日本の良さに目を向けるべきではないか。若者に対する発信力の観点から、ポップカルチャーについて一層議論を深めるべき。

【その他・総論】
・クール・ジャパンという言葉がわかりにくく、一般の人に伝わりにくい。いい例ではないが、例えば「TAKARA」などキーワードにしてもよい。
・日本国民が総力戦で参加できる取組が必要。
・日本文化の良さを失わずに、海外文化を受容しつつ、海外では日本の文化を体現できる人材の育成が重要。
・海外にもっと日本文化センターなどの拠点を置くべき。

●クールジャパン推進会議の主な発言(第2回):資料4-2

資料4-2

クールジャパン推進会議の主な発言(第2回)

【コンテンツについて】
・クールジャパンというのはローマ字で伝統、かわいい、楽しいなどという形で、日本語が即国際語になるような形で使っていくべき。そして、その先兵として、クールジャパン推進機構の資金を利用するなどしてコンテンツの産業が現地で稼ぐ必要がある。

【食について】
・日本の洋菓子を政府主導でPRするのであれば、日本洋菓子協会連合会などとも共同して、官民連携でやるべき。
・在外公認での日本酒のPR、とりわけ、民間ではなかなか難しい、国賓レベルの晩餐会などで海外の著名な芸能人、政治家等に対するPRをはじめ、一般の方へのPRを含め、国で主導して行なってほしい。

MadeinJapanのスイーツフェアーを海外でやりたいと考えている。
・スイーツフェア―をやる際には、日本のものづくりともコラボし、最初の実施場所は一番やりやすい台湾を考えている。日本で一度リハーサルをやるのもいい。
・茶の文化に触れたことのない外国人が一度体験する。すぐに忘れてしまうかもしれないが、いつか思い出話に出ることもある。このような小さな文化交流が、国と国との将来何か友好を深める何かの手立てになるのではないか。

【ファッションについて】
ポーランドのファッションウィークへ参加し、ファッションだけではなくて、食や伝統工芸や学生の交流や、色々な部分でジャパンファッションフェステバルをやる予定。これに国策のクールジャパンで参加してもらえると良いと思う。
・日本食がおいしいと評価されるためには、味だけではなく、見た目、おもてなしなどトータルなファッション性が必要。

【インバウンドについて】
・外国人へのおもてなしのためには、その国の宗教的な背景や商習慣を知ることやバーベキューや金魚すくいをやってもらう参加型の企画による工夫が大切。
・クールジャパンというとアウトバウンドのほうがどうしても注目されるが、同様にインバウンドのほうも大切である。その観点から、文化財を観光資源として活用できるように、国宝・重要文化財という名称の変更も含めて検討してもらいたい。

【その他・総論】
・東南アジアなどに日本のクールジャパンを指導する学校、大学をつくったらどうか。
・クールジャパンを推進した現地の人たちに、大使館を通して顕彰する。そういう顕彰制度もあっていいのではないか。
・安倍総理によるクールジャパン立国宣言、クールジャパン推進基本法によってクールジャパンを国として進めるということをきちんと体制づけていきたい。
ヒットのためにはストーリーが必要。例えば日本酒で言うと、単純に利き酒会をやるよりも、日本酒というのは、熱燗・ぬる燗といった、ワインにはない温度の違いを楽しむ飲み方があるということ。
・ストーリー作りのためのコンテンツで海外にPRするのかは、日本の優秀なクリエーターたちに日本の仕事なんだと、日本のためにひと肌脱がないかというのを総理大臣の名前なのか、稲田大臣なのかでぜひ手伝ってくれということをやれば、嫌だと言う人はいない。ノーギャラでも総力を挙げてやってやろうというグループを作るべき。


●平成24年度補正予算(クールジャパン関連予算):参考資料1

参考資料1

平成24年度補正予算(クールジャパン関連予算)
(日本経済再生に向けた緊急経済対策より抜粋)

・クールジャパン・コンテンツの海外展開等の促進(経済産業省、総務省)【別紙1】約170億円

・訪日外国人旅行者の誘致強化:個人旅行の促進、東南アジアからの誘致強化、ビジネス観光(MICE)への取組強化等(国土交通省)【別紙2】約10億円

・観光立国推進のための出入国審査の迅速化(法務省)【別紙3】約6億円

・21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)の拡充によるアジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(外務省)【別紙4】約150億円

・輸出拡大及び日本食・食文化発信緊急対策事業(農水省)【別紙5】約7億円の内数

                                 計343億円

(※ 平成25年度財政投融資(政府決定))

・クールジャパンを体現する日本企業の支援:産投出資を活用した新たな機関を設立し、リスクマネーを供給(経済産業省)【別紙6】500億円

●平成25年度の主な予算案状況 (クールジャパン関連予算)

平成25年度の主な予算案状況 (クールジャパン関連予算)

予算案額(合計)・・・約173億円(知的財産推進計画上の予算)

・ クラウド時代に対応したコンテンツ流通環境整備推進事業(総務省)  約3億円

(放送コンテンツ流通に向けた課題に対する調査等)

・在外公館における日本文化発信(外務省)  約2億円(※)

(在外公館が,現地機関と協力の上実施する日本文化紹介事業)

・模倣品・海賊版拡散防止拠出金 (財務省)  約1億円

(世界税関機構で途上国に技術協力)

・東アジア文化交流推進プロジェクト(文部科学省)  約1億円

(東アジア文化都市の開始に向けたイベントの実施等)

・ 文化芸術の海外発信拠点形成事業(文部科学省)  約2億円

(外国人芸術家の受け入れ等による拠点形成等)

・文化遺産オンライン構想の推進 (文部科学省)  約1億円

(WEB上での情報公開、英語版作成への着手)

・日本の食を広げるプロジェクト(農林水産省)  約40億円(※)

(日本食・食文化の発信による輸出の促進等)

・JAPANブランド育成支援事業(経済産業省)  約5億円

(開発支援、海外展示会への出展支援等)

・ クールジャパンの芽の発掘・連携促進事業(経済産業省)  約10億円

(プロデューサー人材による芽の発掘等)

・ コンテンツ産業強化対策支援事業(経済産業省)  約8億円(※)

(国際見本市、国際共同制作の推進等)

・ クールジャパン戦略推進事業(経済産業省)  約5億円

(中小企業等の海外展開のためのプラットフォーム構築等)

・訪日旅行促進事業(国土交通省)  約55億円(※)

(オールジャバン体制による訪日プロモーション,MICE誘致等)

(※)の 事業は当該額の内数がクールジャバン関連予算

「クールジャパン推進会議ポップカルチャーに関する分科会(第1回)開催後の記者会見(2013年4月9日)資料」2013年04月10日『ガジェット通信』

資料リンク:クールジャパン推進会議ポップカルチャーに関する分科会(第1回)開催後の記者会見(2013年4月9日)

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