今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■キレイとキタナイ
ホコリをかぶった家具があるとする。表面は光沢処理されていて、しかも柔らかい。だからホコリを雑巾とかで乱暴に拭きとってしまうと、表面に傷がついてしまう。
何が言いたいかというと、その家具は一見ホコリをかぶっていてキタナイように見えるが、本質はキレイなのだ。だって丁寧にホコリを払えば、いつでも元通りキレイな状態に戻るのだから、俺の頭の中ではいつまでも買ったばかりの新品のままキレイなのだ。
しかしそれを雑巾で拭いてしまうと、ホコリはなくなるが、表面に無数の小さな傷ができてしまう。この傷はもはや元には戻らない。すなわちこの瞬間にキタナクなったのだ。
なのに「ホラ、こんなにキレイになったでしょ!」「さあ、感謝しなさい」と。大事なのは現在の状態ではなく可逆性ではなかろうか。汚れるというのは不可逆に汚れることをいうのだ。うぅ、なんでこんなことが理解できないのか。それとも「放置しておくとこういうことになるんだよ」という罰なのか…。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年03月05日時点のものです。
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