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2017年6月5日に、サウジアラビア・UAE・バーレーン・エジプト・イエメン・モルディブなどがイスラム主義組織ムスリム同胞団への支援やイランとの接近を理由に国交断交に踏み切り、中東諸国に新たな火種が生まれています。その影響もあり、ドバイ行きの航空機などはサウジアラビアをはじめとする断交各国の上空を通過できなくなっています。
カタール航空は、公式サイトでサウジアラビア・UAE・バーレーン・エジプト線の全てのフライトを当面の間運休とする旨アナウンスしています。

航空アナリストのアレックス・マーカス氏(@AlexInAir)は、カタール航空の飛行状況の画像つきで、次のようにツイート。


And so it begins…It's Tue 6th June; and #Qatar Airways aircraft now completely avoid Saudi Arabia. Iran just got a whole lot busier… pic.twitter.com/SoISxapaaG

— Alex Macheras (@AlexInAir) 2017年6月5日

「カタール航空の飛行機は現在、完全にサウジアラビアを避けています。イラン上空はちょうど今混雑しています」というマーカス氏がいう通り、サウジアラビアをはじめとする断交した国々を避けて、ペルシャ湾やイランを通過するようになり、渋滞状態になっているのが一目瞭然。

ほかにも、レバノン・ベイルート発のドーハ行きの飛行機はシリア北側からトルコ・イラン上空を通って向かっています。また、サウジの国営航空サウディアもカタール領内を避けて飛行している一方で、UAEのエティハドはカタール上空を飛び続けている模様。

旅客便の飛行経路にも大きな影響が出ていることが見て取れる中東情勢。今後の各航空会社の動向も注視したいところです。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/AlexInAir/status/871879089216421889 [リンク]

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