バンダイ『ドラえもん ふわチョコモナカ』がリニューアルしたので食べ比べてみた。
軽い歯ごたえ
チョコレート菓子にもいろいろあるが、グリコ『カプリコ』、ネスレ『エアロ』、ロッテ『霧の浮舟』など、空気を含ませたチョコレートを使ったエアインチョコも人気のひとつ。
そうした菓子の1つに、バンダイの『ドラえもん ふわチョコモナカ』がある。人気キャラクターであるドラえもん型のモナカ皮に、エアインチョコを詰め込んだお菓子だ。
『バンダイ』と聞くと、おもちゃを思い出す人が多いだろう。しかしキャラクターものを中心に、様々な菓子も手がけている。例えば『プリキュアグミ』『仮面ライダーグミ』などもある。
そしてこの『ドラえもん ふわチョコモナカ』が3月6日にリニューアルした。同社のリリースを見ると、パッケージをリニューアルするとともに、“ご好評をいただいているモナカのサクサク感をよりアップさせました”とある。そこで果たしてどんなものか食べ比べてみた。
どう変わった?
パッケージはこんな具合。
リニューアル前の白から赤になって、目を引きやすくなっている。ドラえもんのイラストも顔だけになったのが印象的で、遠目にも分かりやすい。
その一方で“ドラえもん”の文字は小さくなり、“ふわチョコモナカ”の文字が(白地に)赤から(赤地に)茶色となったことで、ロゴの視認性は落ちているような感じがする。
原材料はこんな具合。
大きく変わってはいないものの、リニューアル前はチョコレートに含まれていた“乳化剤、香料”が、リニューアル後は別の記載となっている。
ウエハースの“乳化剤、着色料、香料、膨張剤”も同様だ。この辺りが製法に手を加えた結果なのだろうか。単に別記するようにしただけかもしれないが。
0.5グラム増えた!
日清食品『スパイスキッチン』の記事でも指摘したように、こうしたリニューアルでは、中身を減らすことが少なからずある。
今回も“モナカのサクサク感をよりアップ”とあったので、「スカスカにするなどして、中身を減らしたんだろうな」と勝手に推測していた。しかし表記を見て驚かされた。
16.5グラムから17.0グラムへと、わずか0.5グラムながらも増量だ。バンダイさん、疑って申し訳ありません。
しかし本当のところはどうなのだろうか。実際に図ってみた。1個では誤差も生まれやすいため、3個ずつを計量した。
まずリニューアル前。
49.8グラム(容器分は調整済)なので、1個は16.46グラム。
そしてリニューアル後。
54.7グラム(容器分は調整済)なので、1個は18.23グラム。
わずかに少なかったリニューアル前は誤差の範囲だろう。しかしリニューアル後における、1個あたり1グラム以上の大盤振る舞いはどうしたことだろう。
見た目は変化なし
改めてリニューアル前後を比較しよう。
じっくり見比べてみたが、外見で明確に「変わった!」と思える部分は見つからなかった。“サクサク感をよりアップ”とあるが、モナカ型そのものは変えていないのかもしれない。
そして断面がこちら。
モナカ部分もチョコ部分も、目に見えて変わった様子はない。“サクサク感をよりアップ”は、見比べても分からないようだ。
食べ比べた結果は?
で、食べ比べてみた。
結果的に言えば、どちらも変わらずおいしかったので、“サクサク感をよりアップ”させた違いは感じられなかった。口中感覚の鋭い人なら分かったのだろうか。
ちなみに“本商品は通常ウィンクをしているドラえもんのモナカですが、ランダムでハート目をしたドラえもんが出現します。本リニューアルでは、ハート目の出現率を従来品よりアップ”とあったものの、6個とも通常のドラえもんだったことを付記しておこう。
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(執筆者: keisen) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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