4月13日から16日(現地時間)にかけて開催されたスター・ウォーズ・セレブレーション2017では、映画『スター・ウォーズ』シリーズの多くの出演者が登場したが、マーク・ハミルは、初日のパネルトークから最終日に自身が司会を務めた1時間の講演まで常に出演し続けた。
1977年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でルーク・スカイウォーカー役を演じたハミルは、「神よ、この男に一体何が起こったのだ?彼は全く身なりをかまわなくなってしまったのか」と、子どもたちが初めて彼に会った時に語られる、彼の外見についての反応を説明し始めた。
客席からは「すごく素敵だよ」という声が上がった。
パネルトークの間、ハミルはいくつかの発表をした。ひとつは、ハミルの番組『マーク・ハミルのポップ・カルチャー・クエスト』のシーズン2が始まり、全8話22分のエピソードに拡大するということだ。またハミルは、最近Netflixで放送が始まったリブート版『ミステリー・サイエンス・シアター3000』になぜカメオ出演する経緯に至ったのかを説明した。ハミルは、このカルト的な人気シリーズをよみがえらせるためのクラウド・ファンディングで寄付をした後に、出演の打診を受けたという。
ハミルは咽頭炎に悩まされており、観客にジョーカーを演じることが大好きだと語ったが、あの独特な笑い声を2回以上続けることはできなかった。ハミルは、声優として他に演じた役の話をした。
「『シンプソンズ』では、すごく恥ずかしかった」と、ハミルは語った。アニメ-ションシリーズ『シンプソンズ』に自身の役で出演した際に、どのように自分を演じるかについてアイデンティティー・クライシスに陥ったという。「自分の声を演じる1週間前に考えた。自分の声はどのように思われているんだろうとね」と、ハミルは語った。
ハミルは、自身のハリソン・フォードの物まねについて、少なくとも1人の人物は良い印象を持っていないことを話した。
「ハリソンが物まねをどれだけ気に入ってくれたのか分からないのだけど」とハミルは語り、「ハリソンに『こんな話し方はしていない』と言われた」と、続けた。
ハミルのスター・ウォーズにまつわる逸話は、キャリー・フィッシャーに敬意を表して共有し始めたものだった(フィッシャーがどのようにして、彼女の服でハミルをドレスアップさせてスタジオの周りを行進させるかという話に脱線する前のこと)。ハミルは、映画『スター・ウォーズ』のファースト・トレーラーが劇場で上映された時、ハミルとフィッシャーが一緒にウェストウッドにいた時のことを話した。フィッシャーはハミルに、映画は観たくないがトレーラーは見たいと言ったという。
ハミルはフィッシャーに、「支配人のところに行って、トレーラーだけ見せてもらえるか聞いてきて」と言われたことを回想した。そして彼はその通りにした。
劇場のチケット売り場の窓口に行ったハミルは、そこにいた女性に、「支配人と話すことはできますか?」「私たちは、あなた方が流しているトレーラーの映画に出演している俳優なんです」と尋ねたことを回想した。
2人はトレーラーを見ることを許可された。それはとても早い段階のもので、ジョン・ウィリアムズのスコアも多くの視覚効果も含まれてはいなかったが、ヘッドホンを着けたチューバッカをクローズアップしたシーンが登場したとハミルは話した。トレーラーの最後には、“10億光年をかけて製作し”まもなく劇場公開すると得意げに書かれていた。トレーラーを見守る間、ハミルは、「ああ、2週間後にはレイトショー行きだな」と叫び声をあげて冗談を言う観客がいたことを思い出した。
「誰も私以上にしっくりくる不機嫌な発言をしないので、私たちは笑ってしまった」「それから2人で『まずいな』と思った」と、ハミルは語った。
ウーキーが馴れ馴れしく見えるというイメージをハミルは非難する。「遠く離れた空白を埋めるのは、ヘッドホンを着けて宇宙船に乗り込む8フィートの背の高さの犬だと思う」と、ハミルは語った。
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