最近、飲み放題禁止の話題で世間が賑わっている。
いわく、「タバコの次は酒で今後段階的に規制されていくのでは?」という論調である。だが、一方で奇しくも「飲み放題の利点」も改めて見直されている。「会計がラク」「自分のペースで飲める」というものだ。そして、一点重要な視点が欠けている。「みんなハッピーになれる!」のだ。
今だからこそこの記事を世に問う!
これはおそらく日本一?安くクラフトビールが飲める店への潜入記である。
注意点をもったいぶらずに早々に明かす。
ビール好きがこぞって集うのがこちら「ビアホフ ガンバリウス」。
飲み放題ののぼりが立っているのがおわかりだろうか。記事のタイトルに「※ただし2点注意あり」と書いたが、早めに注意事項を明らかにしておこう。
一つ目はまず、この場所が鳥取であるということ(あ!無言で画面を閉じないで!)。「ビアホフ ガンバリウス」は鳥取県どころか西日本をも代表する大山Gビールの醸造所併設のレストランなのだ。
2点目は常に千円飲み放題をやっているわけではないこと。例年の実施概要をざっとまとめると以下の通り。
1~2月 → 公式HPのクーポンを見せた人だけが飲み放題
3月上旬~GW前 → 春の飲み放題
GW~9月 → なし
10月上旬~Xmas → 秋の飲み放題
今回は「春の大山 地ビール祭り」期間にお邪魔した。
楽しそうなオトナ達の姿をとくとご覧あれ!
店内に入ると巨大なドイツ国旗がお出迎え。欧風レンガ造りを基調とした、重厚かつビールが一層美味しく感じるインテリアがビアラバーを魅了する。
鳥取県の人口は60万人弱と日本で最も少ない。だが、千円飲み放題期間中は都内のように込み合う。確実に座りたいなら早めの予約をおすすめする。
さあ、席に案内されたら「ビール飲み放題お願いします!」と大きな声で告げよう。
ビールはセルフが基本なので、空のグラスが運ばれる。この哲学的に佇む空のグラスを手に、店内の一角にあるサーバーコーナーへ進むのだ。
かつては陶器のドラフトタワーが並んでいたのだが、この春から10Taps最新サーバーシステムが居並ぶ。
この日のラインナップはレギュラー4種(ヴァイツェン、ピルスナー、ペールエール、スタウト)に限定2種(八郷、IPA)を加えた計6種。これらが千円(税別)で飲み放題となる。あなたの好きなビアスタイルを伝えよう。ちなみに、ハンドルキーパーのためにソフトドリンクは400円(税別)で飲み放題。これも嬉しい。
大山Gビールの代表銘柄はWBA(ワールドビアアワード)という権威ある大会で世界一に輝いたヴァイツェン。飲みやすく1杯目にも向いているので、乾杯はぜひともヴァイツェンで行いたい。
あなたは最近、ここまで楽しそうなオトナ達を見たことがありますか?
絶品グルメがビールのピッチを加速させる。
美味なる料理もオトナ達の楽園には欠かせない。クラフトビールを飲む場合、ビール代に数千円かかるので料理を抑えがち…なんて人も多いのではないだろうか。ここではビール代が千円に固定されているので、おもいっきりフードを注文できるのだ!
※以下、飯テロ注意。
定番の豆腐サラダをはじめ、揚げ物、ソーセージ、大山鶏、ピザとビールが進んで困ってしまうようなメニューが豊富に用意されている。もちろん、困ることはない。なぜなら、時間制限のない飲み放題だから!
3分クッキングの「予め調理したものがこちらにあります」のイメージで時間を短縮、飲み食いしたものがこちらになります(限定の八郷とIPAはおかわりしたので計8杯完飲!)。
かつてのヒットソングに ♪グラスの数だけ陽気になれるよ という歌詞があったかなかったか忘れたが、まさにそんなシチュエーションがTOMORROWではなくTONIGHTに楽しめる。
あなたは最近、ここまで楽しそうなオトナ達を見たことがありますか?(その2)
めちゃめちゃに楽しんで夜が更けたのだった…。
おしまいに
いかがだっただろうか?
春の飲み放題期間はもう終わる。だが、また夏が過ぎればおそらく秋の地ビール祭りが始まる。ぜひ秋になったら鳥取へ!(千円飲み放題はないけれど、山陰はGWから夏も最高に楽しい)
もしあなたが真のビール好きだったら、ビアホフ ガンバリウスは飛行機に乗ってでも訪れる価値があるお店だ!
<店舗情報>
ビアホフ ガンバリウス
鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-30
TEL:0859-39-8033
公式HP http://g-beer.jp/
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