4月21日より公開となる映画『美女と野獣』。美しく聡明で個性的なヒロイン・ベル(エマ・ワトソン)が、魔女の呪いで王子から姿を変えられた野獣(ダン・スティーブンス)と出会い、心を通わせやがて奇跡を巻き起こす……。今なお世界中で愛される「美女と野獣」の物語が、豪華キャストや圧倒的映像美によって新たな魅力に満ち溢れた新作として登場します!
見所満載の実写化となった本作ですが、特に注目したいのは、「野獣」のキャラクター。実はその正体は、超がつくほどのイケメン王子様…なのですが、何せ“性格が災いして”魔女に野獣の姿に変身させられてしまうぐらいなので、中身は傲慢で子供っぽいのが玉にキズ。
しかも呪いを解く方法が「誰かを心から愛し、愛されること」であるため、「こんな恐ろしい姿で誰に愛されるんだ!」と半ば自暴自棄になり、怒りっぽさまでプラスされる始末。それゆえに、せっかく出会ったベルからの第一印象も最悪……と、ここまではアニメーション版でも描かれているのですが、実写版ではさらにキャラクターが掘り下げられています。最初こそ「やなやつ、やなやつ!」なのですが、そこからの大逆転はアニメーション版以上!
ストーリー上、野獣はベルをピンチから救い出すことで彼女と距離を縮めていくのですが、実写版ではさらに新たな接近要素をプラス。なんと彼は元・王子様らしく読書をたしなんでいるため、本好きのベルと“共通の趣味”で意気投合する……という新たなシーンが登場するのです。野獣が一体どんな本を読んでいるのか、それは映画本編を見てからのお楽しみ!
そして最大の見どころは、アニメーションには登場しなかった、野獣のソロ曲歌唱シーン! 最初こそ、野獣はお城に不法侵入した父親の身代わりとしてベルを幽閉していましたが、父親のピンチを知り、彼女を村に帰す決心をします。なぜなら、彼女を愛しているから……。
そうして去りゆくベルを見つめながら野獣が熱唱する、切なさ100%のバラードが「ひそかな夢」。もちろん、本作のための新曲です。
【動画】『美女と野獣』新曲「ひそかな夢」野獣の切ない気持ちに涙
https://www.youtube.com/watch?v=hQN-kZURpcM [リンク]
手掛けたのは、アニメーションでも「美女と野獣」の音楽を担当した、稀代の作曲家アラン・メンケン。「リトル・マーメイド」「アラジン」「ポカホンタス」など錚々たるディズニー・アニメーションを手掛けてきたアランが、実写化「美女と野獣」で書き下ろした“新曲”というだけでも、期待値がものすごくあがりますよね。自分からベルを送り出したのに、実はまだまだ彼女が気になっている……そんな後ろ髪(!?)引かれまくりな野獣の姿に、どこか愛らしさを感じてしまいます。
初対面ではそのビジュアルにびっくりしてしまうかもしれないけれど、よく見ると「目」が優しくてさびしそうで……。「この野獣となら、恋に落ちてしまうこともあるのかも!」と思わせてくれる、新たな野獣像はとにかく必見です。
ちなみに野獣役を演じるのは、海外ドラマ「ダウントン・アビー」などで知られるイケメン俳優ダン・スティーブンス。プレミアム吹替版として日本で声優を務めるのは、ミュージカル界のスター・山崎育三郎と、“中の人”はいずれも正真正銘の歌うまイケメンです! 彼らの“イケボ”とのギャップも楽しみのひとつになりそうですね。
映画『美女と野獣』
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