世界の5大モーターショーの中でも特に“スーパーカー成分”が高いとされているのが、このジュネーブモーターショーです。今回はそんなショーでも特に注目を集めていた3台に注目。『フェラーリ812スーパーファスト』『ランボルギーニ ウラカン・ペルフォマンテ』『イタルデザイン・ゼロウノ』という見事にイタ車オンリーな構成ですが、現地レポの映像と共にお伝えします!
最も注目を集めた『フェラーリ812スーパーファスト』
ジュネーブモーターショーで事前にもっとも注目を集めていたのは、この『フェラーリ812スーパーファスト』といってほぼ間違いないでしょう。実際、プレスデーで明らかに一番混雑していたのがフェラーリブースであり、812の周辺だったのです。筆者も、ブース内に入るまで1時間以上待機。その間スタッフに聞いたところ、去年より招待客もプレスも多いとのことでした。
F12ベルリネッタの更に上を行くマシンとして投入されたこの812は、フェラーリ70周年の歴史で最強のエンジンを搭載したGTマシン。より空力特性を向上させたデザインにより、走行性能もF12より大きく向上しています。
豪華な事に、色違いモデルも展示。
新しいNA6.5リッターV12エンジンは800馬力に到達。最高速度は340Km/h、0-100km/h加速はたった2.9秒となります。
ジュネーブモーターショー2017 フェラーリ812スーパーファスト(YouTube)
https://youtu.be/OLBiY9fcERA
ランボルギーニの目玉『ウラカン ペルフォマンテ』
ランボルギーニの目玉は何と言ってもウラカンの新型、『ウラカン・ペルフォマンテ』(Huracan Performante)です。事前の期待値が大きかっただけに、この見事なオレンジ色で染められた新型ウラカンを見ようと、多くの人が駆けつけていました。
大きなアップグレードポイントとなったリア周り。『Aerodinamica Lamborghini Attiva』(ALA)と呼ばれる新しい空力技術の適用により、ウラカン・ペルフォマンテは驚異的な走行性能を獲得しました。ドア下部には「特別なマシン」であることを示す、イタリアのトリコローレ。
ALAにより、フロントのディフューザーが可動し高度なドライビングパフォーマンスを発揮します。
搭載されたV10エンジンは8000回転で最高出力640馬力にも及び、ニュルブルクリンクで6分52秒01という量産モデルの最速記録を更新しています。
ランボルギーニ『ウラカン・ペルフォマンテ』(YouTube)
https://youtu.be/i7NBVNrJrTo
イタルデザインが贈るスーパーカー『ゼロウノ』
イタリアの著名な工業デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロが創業したデザイン会社『イタルデザイン・ジウジアーロ』。そのイタルデザインが新たに立ち上げた車ブランド『イタルデザイン・オートモビリ・スペチアーリ』が初めて世に送り出すスーパーカーが、この『ZEROUNO』(ゼロウノ)です。イタルデザインはフォルクスワーゲン・グループに所属する為、アウディR8と同じV10エンジンを搭載し、同じくランボルギーニ・ウラカンと同等のプラットフォームを使用します。さらに、このマシンはたった5台限定の生産となっており、その価格も130万ポンド(約1億8200万円)と超高額のまさにハイパーマシンです。
特筆すべきは空力を極限まで意識した外見です。車体には無数のフィンや過激なディフューザーが随所に施されており、今回のモーターショーの中でも特に複雑な形状をしていました。フェラーリ812やウラカン・ペルフォマンテと異なり、事前情報が少なかったこの『ゼロウノ』。ある意味その外見からか、このショーで最も目立った車であったと言えるかも知れません。
Italdesign Zerouno : Geneva Motor Show 2017(YouTube)
https://youtu.be/DApc5hgOD0Y
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ガジェット通信編集部
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