映画『The Batman(原題)』の監督をめぐる交渉で、マット・リーヴス監督と米ワーナー・ブラザースとの協議が決裂した。本紙ヴァラエティが確認した。
スタジオの情報筋は、話し合いが再開する可能性はあると付け加えた。同スタジオは、必要とするあらゆる手段を講じて制作を進めることに余念がないという。
主演のベン・アフレックは、バットマン役に専念するため監督の座を退いていた。
アフレックは1月30日(現地時間)に出した声明の中で、「何100万人もの心の中に、特別な存在感を持つキャラクターがいます」とコメントした。「この役を演じる俳優には、集中と情熱、そして、できる限り最高のパフォーマンスが要求されます。私が1人で(俳優と監督の)両方の仕事を、それぞれが求めるレベルでこなすことは不可能です。そこで、私はスタジオと共に、この超大作で協業してくれるパートナーとしての監督を探すことに決めました。私は今もこの作品に携わり、製作は進んでいますが、今は監督を探しています。私はこの作品に没頭していますし、世界中のファンに届けることを楽しみにしています」と語った。
制作はすでに今夏へと延期されているが、この一時的な中断により、制作開始の時期がいつになるか、見通しは立っていない。
アフレックとジェフ・ジョンズが共同で脚本を執筆し、スタジオに提出される前に、最近になってクリス・テリオがブラッシュアップした。
ワーナーとDCエンターテインメントにとって、ここ数か月で制作の中断に見舞われたのはこの作品が初めてではない。映画『The Flash(原題)』では、昨年早くにセス・グレアム=スミス監督が降板し、後任となったリック・ファムイーワ監督も10月に降板している。
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