プロフェッショナルのハンドドリップの手法を家電で再現。
生活に潤いをもたらすための工夫を凝らしつつ、開発担当者のこだわりを形にした製品が、2017年2月中旬に発売される。
無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」がそれだ。
コーヒーを淹れる直前に豆を挽く。このミルだけとってもこだわり抜いて作ったという。コーヒーの抽出過程もプロの手法にならった。お湯は沸騰したそのままではなく最適な温度にして抽出。さらに蒸らしまでおこなう。そしてドリップの際は粉の壁を崩さないよう、中心に向かって斜めにお湯を出す工夫。
味にこだわっただけではなく、この製品にはタイマーがついており、指定した時間に淹れたてのコーヒーが完成する。
まるで、プロの手によるハンドドリップを毎朝再現してくれる、味と香りの目覚まし時計のようだ。
発売前、その製品について詳しくお話をきき、試飲をさせてもらう機会をもらったので、その様子を動画にまとめました。
動画レポート
無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」開発者さんにじっくり話をきいてきました
https://youtu.be/L9KqXQkuGuU
部分書き起こし
製品開発を担当した良品計画の池内さんとお話させていただいた部分の書き起こしです。
――店頭での試飲なども考えておられるのですか?
はい、豆の売り場で、豆をこのコーヒーメーカーで挽いて、試飲をしてもらおうと思っています。
――コーヒーメーカーを選ぶ方法としては、やはり実際に製品に触れて、試飲するというのがいいかもしれませんね。
MUJIのカフェ・ミールで使われている、オリジナルブレンドコーヒーの豆は、女性にも飲みやすい、非常に透き通った味で、私自身はこのコーヒー豆で淹れたコーヒーに感動しました。ここまでこだわったコーヒーメーカーがあるのに、豆があんまり、というものとのセットだったら価値が伝わりませんし豆とセットで考えて欲しいなと思っています。
この豆があるから、それに恥じない機械を作らなきゃ、というのもすごくありましたね。豆はずっと前からカフェで提供していましたので。
逆に、この豆の存在を知った時に私はとてもうれしくて。このレベルのものを作らなきゃ、という思いでした。
――今回、そのレベルのものができた、ということですか。
そうですね。
――以前、このコーヒーメーカーのお話をうかがったときからもかなり時間が経っていますよね。新しい製品が生まれるまでにかなり時間がかかったようですね。
かかりましたね。
3年前ぐらい遡れば、世の中を観察しながら私達ができる切り口は何かと考えているという期間もありました。それがすぐに見つかるわけじゃないので、それが見つかる時間というものを含めると、私の中ではすごく時間がかかりました。
――工程の変更、なんかもあったんですね。
そうですね、それで時間がかかってしまいました。
――やって発売までこぎつけた、ということで、おめでとうございます。楽しみにしています。
無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
価格:32000円(税込)
発売:2017年2月16日
(取材:ふかみん)
会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信』
コメント
コメントを書く