izumi-gyu018_R.jpg

それとなく福島県を放浪する筆者ですが、とりあえずラーメンばかり食べている予感で御座います。

いや、しかし福島県らしい食べ物と言えばラーメンくらいしか思い浮かばないし、下手に郷土料理を推すよりも若者にウケるラーメンの方がベターな予感です。

しかし!

郡山駅前には物凄い牛丼、もとい“牛めし”を出す店があるらしいので、それとなく仕事終わりに潜入してみました。

基本、肉屋で応用“居酒屋”な『和泉』

izumi-gyu057_R.jpg

表の顔は“街の肉屋さん”ですが、夕方以降は居酒屋的な何かとして地元民に愛されている『和泉』で御座います。

実際、ほぼほぼ常に地元民で満席になるくらいの人気がありまして、その実力を疑う余地はありません。

そして!

そんな『和泉』の看板メニューと言えば焼き鳥と、肉屋ならではの『牛めし』で御座います。

いや、厳密には裏メニューのメンチカツとか煮込み系も美味しいのですが、やはり『和泉』を語る上で『牛めし』は重要なアイテムではないでしょうか?

『和泉』のセルフ注文形式に戸惑う罠!

izumi-gyu009_R.jpg

とりあえずビールと焼き鳥を注文するものの、なんか自分でメモ用紙にオーダーを書く的なシステムに戸惑う筆者です。

izumi-gyu010_R.jpg

「いや、コレは逆に口頭伝達より手間なのでは?」

みたいな疑問も浮かびますが、これが『和泉』の流儀ですので従うまでで御座います。

izumi-gyu022_R.jpg

今回はラーメン食べた後なので、焼き鳥は軽く流す程度にしてみました。

『牛めし』を食す!

izumi-gyu014_R.jpg

はい、というわけで『和泉』の『牛めし』(1300円)です。とりあえず蓋取れよって話ですが、まだ慌てるような時間じゃありません。

izumi-gyu015_R.jpg

どうでしょう?

この圧倒的な“牛肉ヂカラ”は?

izumi-gyu016_R.jpg

確かに“お値段1300円”ですので、このくらいのミート感があって当たり前って声はあるでしょうが、何気に味噌汁、おしんこと揃っているので割高感は皆無です。

izumi-gyu011_R.jpg

むしろ、これだけでビール1杯はイケるんじゃないでしょうか?

izumi-gyu012_R.jpg

ここら辺のアイテムで酒が飲めれば、どんな土地でも酒呑みとしてやっていけると思います。

正直、肉が多すぎる件の是非

izumi-gyu020_R.jpg

まず最初に断っておきますが、この『牛めし』様は飲んだ後の〆に食べるべきアイテムではありません。むしろ、軽めに飲むなら序盤にオーダーすべき一品ですので御了承下さい。

「飲み屋で最初に飯物喰う奴ww」

とか思ったそこの貴方! 貴方はこの『牛めし』の牛ヂカラが分かってらっしゃらないと言わざるを得ません。

izumi-gyu019_R.jpg

『和泉』の美味しい“おしんこ”と『牛めし』の牛肉をツマミに酒を飲むのが、正解かと存じます。

むしろ、肉が多すぎて半分くらいは素で食べないと、御飯が足りなくなってしまうのでペース配分は重要ですね。

後半は純粋に『牛めし』として愉しむべし!

izumi-gyu021_R.jpg

さて……ココからが本番でしょうか?

ちなみに言うのを忘れていましたが、この『牛めし』の牛肉はかなり美味しい奴でして、味付けとか煮込み方とかそんなチャチなもんじゃねぇ、肉屋の実力の片鱗を味わったぜ感があります。

なので「1300円ならチェーン店で牛丼4杯喰うわ!」というのは、まったくのナンセンスで御座います。

izumi-gyu013_R.jpg

チェーン店で4杯喰おうが100杯喰おうが永遠に辿り着けない“満足感”……それが『和泉』の『牛めし』なのです。

『和泉』 総評

izumi-gyu035_R.jpg

もはや肉屋とか居酒屋とか言うジャンルを飛び越えて、とりあえず郡山駅に行ったら『和泉』の『牛めし』を食べるべき案件でして、異議を認めません。

人によっては牛丼に1300円は高いと言うでしょうが人の一生とは短いモノですので、安くて無難な牛丼を何百杯も食べ続けるよりは、記憶に残る一杯を求めて『和泉』で食べるのも正解かと存じます。

まあ、ここまで価格差があると同じ土俵で比べるのは無理がありますが、いわゆる大衆食の王様“牛丼”が老舗の肉屋の手にかかると、どんだけの料理になるのかって事実を体験するだけでも価値があると思います。

それでは、是非みなさんも福島県の郡山駅ら辺に訪れた際には、こちらの『牛めし』を食べてみて下さい。

『和泉』

住所:福島県郡山市駅前2-1-3
営業時間 17:00~22:00

定休日:日曜日

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

RSS情報:http://getnews.jp/archives/1583385