パッケージや広告などのデザインが独特で多くの10~20代に支持されている資生堂のブランド『MAJOLICA MAJORCA』(マジョリカ マジョルカ)。2016年7月より展開している「マジョリ画」は、日本のグラフィックデザインの第一人者とも言える宇野亞喜良さんのタッチで似顔絵を描くことができ、その際に使われたカラーアイテムなどの『マジョリカ マジョルカ』の化粧品をギフトとして贈れるというサービスです。リリースより約1ヶ月半の売上が前年比380%を達成するという大ヒットになりました。
もともと『マジョリカ マジョルカ』では、10周年記念の際に画家のヒグチユウコさんが広告・動画のイラストを担当したり、動画にサンドアーティストの船本恵太さんを起用するなどクエリエーターとのコラボレーションをしてきました。『マジョリカ マジョルカ』ブランドマネージャーの朝倉萌さんは「ファンタジックなブランドなので、世界観を様々なアプローチで拡張してくれる外部の方の協力も時には必要になってきます」と語り、今回のコラボも、「宇野先生の作品はミステリアスで美しく、私にとってもあこがれです。ブランドの価値を引き上げて多くの人をマジョリカの世界に誘いたいと宇野先生のアトリエに直接行ってお願いしました。ブランドのコンセプトを説明すると、宇野先生も“若いターゲットに挑戦するのが僕にとっても楽しみ”とおっしゃってくださいました」と話します。
今回、ポイントとなったのが「作風の暖かみをWebで再現する」というところ。宇野さんは新たに100を超えるパーツを描き下ろし、「宇野先生の素敵な作風を生かしつつ、世界が醒めないように、ハンドタッチなところ、かつスムーズな動きであること。そのマッチングには気を使いました」と朝倉さんは話します。
この「マジョリ画」では、Webで似顔絵を作れるだけでなく、『マジョリカ マジョルカ』のアイテムをギフトとして、ブランドのファンの先にいる友だちや家族にまで届けるというストーリーを描いた企画。
「ただの道具的な化粧品というよりも魔法のエッセンスで、新しい“かわいい”を引き出す、というイメージ。『マジョリ画』に登場する画家は、もっと“かわいい”の可能性をチャンレジしたいと思っている女の子にとってのお姉さん。その人に寄り添って“かわいい”をアドバイスする存在です。友だちから化粧品を贈られるという特別な体験をすることで、ブランドのミッションである若いターゲットに豊かな化粧の原体験を与える”ということを実現したいと思っています」(朝倉さん)
今回のギフトサービスは、20代前後の世代が多く利用したとのこと。とりわけ『マジョリカ マジョルカ』のマスカラは、長さとカールが巧みに目を大きく見せてくれるため、パッケージの妖艶さと合わせて人気であることが頷けるアイテムです。
ウェブサービスの大ヒットを受けて「似顔絵のアイテムの追加もしました」(朝倉さん)という「マジョリ画」。誕生日やクリスマスプレゼントといった、特別な日に特別な相手に贈るには最適なのではないでしょうか。イラストのクリスマスをイメージしたパーツなども追加になっています。このギフトサービスは期間限定。今年のホリデーシーズンのギフトにぴったりです。
マジョリ画
https://mj-gift.shiseido.co.jp/ [リンク]
MAJOLICA MAJORCA (資生堂)
http://www.shiseido.co.jp/mj/ [リンク]
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