この世の中、「どうして作った!?」と思うような食べ物がたま～に商品化される。一説によれば3億円の赤字となったアイス「ガリガリ君」ナポリタン味や、「アイスキューカンバー」「しそ」「モンブラン」といった変わりダネのペプシなど。

そして12月5日、やはり商品名を聞いただけで「どうして作った!?」と思わずにいられない「明星一平ちゃん夜店の焼そば」の「ショートケーキ味」が発売された。普通に美味しいはずの「焼きそば　一平ちゃん」、なぜそこにショートケーキを……と思わずにいられないのだが、もしかしたらもしかすると焼きそばとショートケーキが奇跡のマリアージュで、シナジーのケミストリーが味覚のビッグバンや～！　となるのかもしれない(よくわからない)。

ということで、我が『ガジェット通信』の「ひげおやじ」が早速トライしてみたのだ。

ひげおやじ曰く「見た目は普通」。

化学薬品の匂いを確かめるときのような手つきで匂いチェック。
「匂いも案外普通」。
と言っていたものの、ソースをたらした後に再度匂いをかぐと爆笑。

「マジか。あー、ショートケーキの匂いがする！　嘘―!!　許されるのかい、そんなことが」
特製マヨネーズをかけてちょっと試食しまた笑いが。
「生クリーム感すごいなー」
しかし実食すると、
「ん？　美味いぞこれ。あれ、これ美味しい……」
と、思わぬ感想が口をつく。

「ショートケーキという固定観念があるからチグハグな感じはするものの、口の中に入れるとフルーティなソースが『これはデザートだ』と主張するのかと思いきや。塩味がついているので南国っぽい味付けに自分の中で変換され……スゲえ味のバランスがよくてビックリした」
と、ミスター味っ子の須原椎造(ブラボーおじさん)のような感想を述べるのであった。