キーコーヒー主催のイベント『コーヒーLABO』が2016年11月16日・17日に開催されました。こちらは、一般向けではなくカフェオーナーさん向けのイベント。
『コーヒーLABO』では、コーヒー豆の基本の仕入れの流れや“カッピング”と呼ばれるコーヒーのテイスティングなど基本的なことに加え、このたび新たにビールのようなコーヒーに仕上がるアイスコーヒーサーバーからハイテクコーヒーミルといった珍しいコーヒーアイテムまで展示されておりました。コーヒー好きの記者が気になるガジェット中心にご紹介いたします。
『コーヒーLABO』入口ではキーコーヒー柴田社長がにこやかにお出迎え。
中に入ると、コーヒーの輸入の仕組みや香り比べのコーナーが登場。中には麦茶のような香りのコーヒーなど、コーヒーに詳しい人でも「えっ! これがコーヒーなの?」と驚いてしまうものも。
ビールのような泡立ちのアイスコーヒー! 『フォームドブリューアイスコーヒー』
展示会場にて珍しいサーバーを発見。『フォームドブリューアイスコーヒー』は、水出ししたアイスコーヒーに窒素を含ませたもの。飲んでみると、フワッと泡にフタされたアイスコーヒー。
泡があるためにとてもマイルドに仕上がり、雑味や苦味が抑えられ、まろやかな味わい。初めての体験に思わず酔ってしまいそうになるかも!? サーバーは今回の展示会の反響をみつつ製品化されるか決まるそう。
270通りの粒度設定にBluetooth対応! 高性能すぎるコーヒーミル『Sette270W』
キーコーヒーはアメリカ・シアトルに本社を置く世界屈指のコーヒーミルメーカーBARATZA(バラッツァ)社が開発した次世代型コーヒーミル『Sette270W』の日本国内における独占販売契約を締結し、2017年春より取り扱いを開始します。
コーヒーミル『Sette270W』はなんともお利口なマシンで、
・270通りの粒度設定
・Bluetooth対応
が特徴。
……とはいっても「コーヒーミルがどんなハイテクになっているの? 挽くだけでは?」と、疑問が浮かび、キーコーヒー広報の横瀬さんにお話を伺ってみたところ「実際、270通りの挽き目設定はかなりの高精度でして、私が知る中でも通常十数通り、細かくとも数十くらいかなと思います。要は、その挽き目差が実際に目で見てもわからないと言っても過言でないくらいの細かな設定差です。しかし、そのくらいコーヒーに携わる人がこだわりを体現できるミルだと思います」
「Bluetooth対応についてですが、最近のコーヒーブームの特徴のひとつに、コーヒーの抽出を数値データ化しているところがあります。今までは“職人の技”でいれていたのが、抽出にどのくらいの量のお湯をいつ注ぎ、何分何秒を要すればよいかなど、細かな設定を定めてデジタル化しています。Bluetoothでつながっているのは、おおよそ、はかり、アプリ(スマートフォンなど)が主流です。これとミルが連動することで、粒度&グラム設定もでき、一連で抽出管理ができる! というものです」とのこと。
家庭やお店であのバリスタの味を再現! といったこともできちゃえそうですね。
サイフォン展示
年代物のレトロなサイフォンも展示。「コポコポ……」と実験室のようにサイフォンで淹れるコーヒーは、来客時もコーヒーをドリップを一緒に眺めて楽しめそう。
簡単かわいいフォームドミルクでラテアート体験
ミルクをレンジでチンしてフォームドミルクを作って『ラテアート』。
スチーマーで温めた“もこもこの泡”をつかって、丁寧に形作るのがポイント。
使うの機材はミルクフォームの機械のみ。可愛いラテが作れます。
270通りの粒度設定にBluetooth対応のコーヒーミル『Sette270W』や『フォームドブリューアイスコーヒー』など、コーヒーアイテムはどんどん進化中。今後も注目です。
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ガジェット通信編集部
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