最後のウルヴァリン映画『ローガン』のファースト・トレーラーは、観客が見慣れないヒーローの姿を映し出す。タイトルになっているヒュー・ジャックマン演じるキャラクターは、年老いて弱っており、完全に疲れ果てている。
米20世紀FOXにより10月20日(現地時間)の朝に公開されたトレーラーは、ウルヴァリンが、若き日とは劇的に変わった世界で、自身のアイデンティティを掴もうとする姿が描かれる。幾つかのシーンでは血まみれで、ほかのシーンでは傷跡も見せる(つまり回復能力が衰えたということ)ウルヴァリンは、明らかにかぎ爪をしまう準備ができている。生存している数少ないX-MENの1人であろうパトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXは、正しいことをしてローガンに”非常に”似ていると称されトラブルに陥っている若いミュータントの少女を助けるよう、ウルヴァリンを説得する。プロフェッサーXは、「ローガン、君にはまだ時間がある」と、主張する。
極めて作品と調和した、ジョニー・キャッシュによるナイン・インチ・ネイルズの楽曲『Hurt(原題)』の憂鬱なカバーは、雄弁に物語り、作品のざらついた西部劇の景色と雰囲気を高めている。
ジェームズ・マンゴールドが監督を務める同作は、ジャックマンにとって9本目にして最後の、16年間演じてきた(2000年に公開した映画『X-Men』以来)ミュータントのスーパーヒーロー役となる。
同作には、ジャックマンとスチュワートのほかに、ボイド・ホルブルック、リチャード・E・グラント、スティーヴン・マーチャント、エリック・ラ・サール、エリゼ・ニール、エリザベス・ロドリゲスが出演する。R指定映画『ローガン』は、2017年3月3日に米劇場公開となる。
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