マット・デイモンが、10月8日(現地時間)に解禁された映画『The Great Wall(原題)』のトレーラーの中で、闘う価値のある戦争に参戦している。
物語の内容をより詳しく明かすトレーラーは、中国の万里の長城への攻撃を中心に描いている。あるシーンでは、デイモンが識者や見物人たちに、自身の戦闘能力を証明する様子が描かれる。彼は複数の矢をビームのように放ち、椀が地面に落ちる前に静止させ、バランスを取ってみせる。
新トレーラーの中でデイモンは、「私は自らの欲と神々のために戦ってきた。これは私にとって初めて、闘う価値がある戦争だ」と述べる。
チャン・イーモウが監督を務める本作には、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォーが、アンディ・ラウ、チャン・ハンユー、エディ・ポンら中国人俳優たちと共演。本作は、レジェンダリー・エンターテイメントのレジェンダリー・イースト・オペレーションが手掛けた最初の作品である。
デイモン演じる主人公のステレオタイプな「白人の救世主」としての立ち位置について、本作は批判を向けられてきた。女優のコンスタンス・ウーは、「私たちは、白人の男だけが世界を救うことができる、という人種差別主義者的な神話を持ち続けるのをやめなくては……私たちの英雄は、マット・デイモンのような見た目じゃない」とキャスティングを批判していた。
その後、イーモウ監督はエンターテイメント・ウィークリーによるインタビューの中で、この批判に反論。彼は「マット・デイモンは、中国人のために作られたキャラクターを演じているわけではない。物語において、彼が演じるキャラクターの登場は、重要なプロット・ポイントなのだ。我々の物語には、彼のほかにも5人の主たる英雄が存在し、彼はその一人にすぎない。他の4人は、全員が中国人だ」と発言している。
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ガジェット通信編集部
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