こんにちは、マガジンハウスです。私はいま、目の前にある本に、自社商品ながら驚いています。だって‟むだ死に”って書いてありますよ…。しかもここに写ってる人って、ひょっとして…(ホリエモン)…。色々と突っ込みたいことを抱え、担当編集のKさんにお越しいただきました。
―――Kさん、まず聞きたいのは、これはどういった本なのか? ということなんですが。ハロウィンが近いからドクターコスプレしてるというわけじゃないですよね。
K 「違います。えーとそうですね…要するに、検診・予防をしよう! と伝えたい本です。病気になってから慌てて病院に行くのでは遅いこともある。日本人は病気の‟治療”より‟予防”にこそ、もっと意識を使うべきだというのが、堀江さんの持論です」
―――それが‟むだ死に”しない技術だと?
K 「はい。本書の冒頭にもありますが、堀江さんは、”むだ死に”について、<予防できる手段があるにもかかわらず、何の手も打たずに病気にかかって命を落としてしまうこと>と定義づけています。知らなかった、知っていても行動しなかった、という理由で死んだりQOLを損なうなんて残念なことだと。それで、”予防医療普及協会”という、病気の予防を啓発する団体を立ち上げたんですね」
―――日本人って、そんなに病気に関して意識低い系ですかね。
K 「そういえます。というのも、本書でも繰り返されていますが、日本では毎年約5万人が胃がんで亡くなっているのですが、その原因の99%にピロリ菌感染が関与しているといわれています。ピロリ菌は薬で除菌することが可能なので、胃がんはかなり予防できるんですよ」
―――ピロリ菌、聞いたことあります。
K 「ほーら、『聞いたことある』、なんてレベルでしょ? 若いうちに検査して除菌すれば将来胃がんになる確率は格段に減るのに…なぜやらないの?やったほうがいいよね?? という、堀江さんの問題意識が、この本のきっかけでもあるんです」
―――なるほど…といいつつ、ピロリ菌については本書に詳しいので読んでいただくとして、そもそものきっかけとして、なぜ堀江さんが健康に目を向けるようになったのかを知りたいのですが。
K 「まあ、堀江さんはやりたいことが膨大にあるので、とにかく長生きしたいそうなんです。それには健康でないとということですよね。といいつつ、ずばりこれ、という理由は私も即答できないのですが…」
―――担当なんだからバシッと答えてくださいよ!
K 「ええと、まず思ったのは…とにかく”むだ”がお嫌いなのかなと。お忙しいのでお打ち合わせも最小限ですし、会ったり電話したりの時間がもったいないと、おもにメールです。私、つい顔文字を送ってしまったことがあって、『むだなことをして!』と思われてる気がします(笑)」
―――それが健康とどう関係が?
K 「むだ嫌いということは、ダメとわかっているのに放置して落ちていくのを、何の手も打たずに見ているというのも我慢ならない。予防できたはずの病気になってしまうとか、日ごろのケア不足で歯や眼を衰えさせてしまったとか、そういった事例が見てられないと」
―――なるほど、そのお気持ちはわかる気がします。だからこうやって、ご自身で得た知識を教えてくれるなんて、結構いい人ですよね。ところで、この表紙にいらっしゃる堀江さん、だいぶビジュアルの印象が変わったような…。
K 「体型維持のために鍛えていらっしゃるそうですね。白衣はまあ、”予防医療大使”的な雰囲気で(笑)」
―――丸刈りなのも、意識変化の現れ?
K 「その理由は…ググってください(笑)。撮影当日、いきなりこの頭でいらしたので驚きましたよ~。それはさておき、あとは歯に関しては、過去にだいぶ意識変化があったようですね。元々、堀江さんは歯磨きすらちゃんとしてないような時期もあったそうです。そのせいで歯根嚢胞という病気にかかり、美人歯科医の先生に怒られて、だいぶケアをするようになったとのことです」
―――…なんか動機が若干不純な感じもしますが(笑)、歯は全身の健康に直結してるともいいますもんね。
K 「だから今や、なんと2、3か月に1回は歯科検診に行ってるそうです!」
―――あれ、そこは割と普通…。
K 「え~すごいですよ。私なんて何年も歯医者さんに行ってませんもん。歯もボロボロなので、堀江さんや歯科医師の取材のときは歯を隠してしゃべるのに必死でした…」
―――…それ、Kさんがだいぶ低いところにいませんか?
K 「ええ低いですよ。歯の偏差値20ぐらいですよ! 歯だけじゃないですよ、食生活もボロッボロです。ここのところレッドブルとコーヒーとハリボーしか口にしてません。今の職場に来てから7キロ痩せました」
―――確かにKさん、だいぶ痩せましたよね…。ていうか、そんな健康偏差値が低いのに、よくこんな本を作れましたね!
K 「だからこれは、私にとっても命がけなんです! 健康偏差値最底辺の私が、この本で意識改革を起こし、第2弾が出る暁には偏差値50ぐらいまでに上げてるっていうのも、秘かな裏テーマなんですから」
―――おっと、第2弾?
K 「できたらいいなと思います。この本は、ホリエモンが初めて健康について語った! ”予防医療”が今熱い、ということを伝える第1弾で、がんの原因として一番わかりやすくて予防がしやすいピロリ菌の話をメインに、歯や眼などのケアの大切さについても語っていただきました」
―――次からは?
K 「乞うご期待、とだけ(笑)」
―――では楽しみにしています。そうそう、この本の発売を記念して、イベントがあるそうですね!
K 「はい、堀江さんのトークショーと各種検査ができるブースを用意しています。この本の監修に関わってくださった医師のみなさんと、プロランニングコーチの金哲彦さん(大腸がんをご経験)をお招きしています。会場では、ピロリ菌検査キットの販売や検査が体験ができるコーナーもありますよ」
―――私も普通に参加したいですが、当日は黒子にまわりますね。Kさん、今日はありがとうございました!」
『むだ死にしない技術』刊行記念・ホリエモンの医療フェス!
堀江貴文さんとスペシャルゲストのトークショー開催!主催:株式会社マガジンハウス
協力:予防医療普及協会
日時:10月15日(土)16:00開場(トークショー)
開催場所:株式会社マガジンハウス(東京都中央区銀座3-13-10)
※先着順です。定員に達した場合はご容赦ください。
詳細は、下記の本書サイトで。
今週の推し本
『むだ死にしない技術』
堀江貴文+予防医療普及協会 著
ページ数:152頁
ISBN:9784838728855
定価:1,296円 (税込)
発売:2016.09.21
ジャンル:健康
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