キングジムはデジタルメモ『ポメラ』の新モデルとして、ストレート型の製品『DM100』の後継モデルとなる『DM200』を発表しました。
『ポメラ』は、電源をオンにしてすぐに起動し、テキスト入力に特化した機能で人気のデジタルメモ。2008年に発売した『DM10』から2013年に発売した『DM25』まで、シリーズ累計で30万台以上を販売しているそうです。
折り畳み式キーボードが特徴だった『ポメラ』に、キー入力のしやすさを重視してストレート型モデルを追加したのが2011年に発売した『DM100』。薄型のクラムシェル構造、入力しやすいキーピッチ17mmという特徴はそのままに、ディスプレーを7インチワイドTFT液晶に大画面化し、シリーズで初めてリチウムイオンバッテリーを搭載して18時間の連続駆動を実現。モバイルバッテリーからの充電も可能になっています。
本体サイズはW263×D120×H18mm、重量は約580g。インタフェースには、パソコンとの接続と充電に利用するmicroUSBポート、最大32GBのSDHCカードスロットを搭載します。Bluetooth 4.0+EDRに対応し、iOS9.0以降、Android4.4以降の端末のBluetoothキーボードとしても利用可能。最大開閉角度は160°で、ひざの上に乗せて入力しても画面が見やすい設計になっています。
ソフトウェア上の最大の特徴は、『DM200』向けにカスタマイズした日本語入力システム『ATOK for pomera [Professional]』を搭載したこと。文脈に応じた適切な変換が可能になったほか、固有名詞や時事用語の登録、人文科学、法律経済、アニメ、エンタメなど17種類の補助辞書の使用により登録語は約3倍に拡充。入力ミスを見抜いて入力をサポートする入力支援機能も搭載します。
編集機能では、最大10階層のツリー構造で文書を表示し、見出し単位で階層や位置を変更できる“アウトライン機能”を搭載。論文や記事などの長文の作成をサポートします。
Wi-Fi機能を搭載し、文書データの連携を強化しています。従来のQRコードによるスマートフォンなどへの読み込みに加えて、作成した文書をiPhoneやMacのメモアプリと同期して双方から編集できる『ポメラSync』が利用できるほか、文書のメール送信、クラウドストレージへのアップロード、無線LAN対応プリンターからの出力が可能になりました。
『DM200』は10月21日に発売、価格は4万9800円(税別)です。
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