広告モデルによる無料プランと月額課金プランを用意したフリーミアム音楽サービス『Spotify』が9月29日に日本向けのサービスを開始。同日に発表会を開催しました。
『Spotify』は、2008年にサービスを開始し、全世界で1億人以上の利用者がいる音楽配信サービス。4000万曲以上の楽曲を配信し、日本でも国内外のアーティストによる4000万曲の楽曲にそのままアクセスが可能になっています。
iOSとAndroid向けアプリとパソコン、PlayStation 3、PlayStation 4から利用可能。現在、サービスはエントリー制で、ウェブサイトから招待コードのリクエストを受け付けています。
20億本以上のプレイリストが公開されており、国内向けのプレイリストも既に公開中。ユーザーの再生履歴に基づいて週に1回、カスタマイズしたプレイリストを提供する“Discover Weekly”、ユーザーがフォローしていたり、頻繁に聴いているアーティストの情報を基に、新曲を集めたプレイリストを毎週提供する“Release Rader”といった機能を用意しています。
ユーザーが楽曲を聴きながら一緒に歌う利用シーンを想定して、楽曲の歌詞を表示する機能を日本先行でリリースしている点にも注目できます。発表会ではAAAの『恋音と雨空』という楽曲で歌詞を表示するデモを実演していました。歌詞は国内外の楽曲で表示が可能とのこと。このほか、アプリから計測したランニングのテンポに合わせて楽曲を選択する機能、ゲーム音楽をテーマにしたプレイリストなど、特徴あるメニューが用意されています。
無料プラン『Spotify free』には広告があり、スマートフォンではシャッフルプレイのみという制限があります。パソコンとタブレット、PlayStaion 3/PlayStation 4では30日間あたり15時間まで、オンデマンドでの再生が可能。
月額課金プラン『Spotify Premium』には、月額980円(税込み)でアップグレードが可能。広告はなく、楽曲をダウンロードしてオフラインで再生することもできます。320kbpsの高音質ストリーミングに対応するほか、“Spotify Connect”対応機器につなげて再生が可能。ウェブサイトでは「車」「スピーカー」「テレビ」「ANDROID WEAR」といった機器が例示されていますが、国内向けの対応機器については今のところ不明です。
Spotify
https://www.spotify.com/
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