毎日のように冷たい物を飲んでいる方も大勢いっらっしゃると思います。確かに暑い日には特に冷たい物を体が欲しているように感じてしまいますよね。筆者もビールやアイスカフェラテなどが大好きで、よく飲んでいました。
ところがつい先日見事に風邪を引いてしまい、しかも治りの遅さに苛立ったほどです。
体の冷えはtoo BAD! いいこと何もなし!
風邪のサインは個人個人で違うと思うのですが、筆者は毎回喉の痛みから起こります。しかし今回は全く違ったサインが出たのです。
突然の体のだるさ、そして下腹部の張りを感じました。変な話、腹部の張りを感じるとガスが出たり便意を催すのですが、一向にそれもありませんでした。
変だなぁとは思いつつ、整腸剤や下剤を飲んでみましたがいっこうに張りはおさまりません。すると翌日見事に鼻水タラーっときまして、風邪を引いてしまいました。
何が原因だったか。
それは“冷え”です。冷たい物の暴飲によって、体内が異様に冷えてしまったようです。
普段から通院している漢方クリニックの先生から、冷たい物を飲まないようにしましょうと言われ続けていたのにこの有様です・・・。
『体の冷えは万病の元』と言われているくらい、体を冷やすことにいいことはないと言われています。
体を冷やしてしまうと、風邪を引きやすくなったり、また、治りにくかったりするそうです。また、肥満になりやすい、自律神経の乱れ、肩こり、頭痛、内臓疾患など様々な病気を及ぼす可能性が高く 、悪いことばかり。女性は生理などにも影響を及ぼしてしまうそうです。
体温を1度上げると免疫力がアップする
体にとっていい平熱は、36.5〜36.8度と言われています。筆者の平熱は35.5度前後。この平熱だと『低体温』なのです。ですから筆者が36.5度以上の体温になるときは微熱になってしまって、実際結構調子悪く感じます。
その微熱状態が平熱にならなければいけないわけですから、すごいことです。
そして、風邪や疲労の際にしか体温が上がりませんから、普通の状態で体温を1度上げるということは容易なことではありません。
何せ、食事から服装、生活習慣などを見直してもなかなか上がりません。夏でも腹巻きとかしていますが、そうそう体温なんて上がらない!
ならばどうしたらいいのか!
そこで筆者が挑戦したのが『酵素風呂』です。
親しい人からの猛プッシュで挑戦してみたわけなのですが、これが想像以上にとてもよくてハマってしまいました。
米ぬか100%の酵素風呂に行ってきた!
酵素風呂というのは、発酵熱を利用したお風呂です。お風呂と言ってもお湯に入る物ではなく、各店によってちがうのですが米ぬかや檜、おがくずなどを使用しているそうです。あるいはミックスしているところも多いみたいです。お湯と違って温度が継続するのでとても温まります。
そこで友人が通っているという『酵素美健センター港北店』に連れて行ってもらいました。こちらは米ぬか100%の酵素風呂です。
どうせ酵素風呂に入るなら米ぬか100%がいいな、と思っていました。
外観は割と地味目です。そしてオーナーさんが出てきました。
住所・氏名・電話番号・体重・身長・病気歴・不調の箇所などを記入します。
男性、女性と分かれています。バスタオル、フェイスタオル、バスローブを渡され、ロッカーにて着替えます。もちろんバスローブの下は真っ裸です。
女性のスタッフさんに呼ばれ、いよいよ酵素風呂へ。
発酵熱は70度。体感温度は44度くらい。あつい、ねむい、無心の3拍子
このように酵素風呂がある部屋に入ると、入っただけで汗がにじんできます。砂漠に来たような感じです。
バスローブとタオルを所定の場所に置き、素っ裸になります。そしていざ米ぬかの中に入ります。足の裏で感じるのはぽかぽかですが、熱が体内にすぐさま浸透してくるような温度なわけで、ぽかぽかとした表現じゃ不適切になってきます。
横になり、女性スタッフが米ぬかを下の方から掘りかけてくれます。暑いけどこれが本当に気持ちいいです!
すぐさま筆者は眠気を催してしまいました。
眠気はくるのですが、暑くて眠れません。止めどなく汗が流れ出てきます。筆者は初めてなので、13分間の入浴にしてもらいました。通常は15分だそうです。
この時間、短いと思うかも知れませんが、5分が長い!! 暑い!! 熱い!! あつーーーーい!!
途中で汗を冷たいタオルで拭いてくれて、様子をうかがってくれます。でも正直話しかけないでほしいくらい無心になります。まるで修行僧。
体の力が一気に抜けて、空中に浮いているような不思議な状態です。
酵素風呂の後も肝心。体を絶対冷やさない!
13分経った後、汗と米ぬかまみれのままシャワー室に行きます。ふらっふらです。
この時に、暑いからといって真水で洗うのは危険だそうです。せっかく膨張した血管が冷やすことによって急激に収縮し、心臓に負担をかけてしまうからなのだそうです。なので、必ず40度以上のお湯で流します。そしてできれば石けんやシャンプー類は使わないこと。せっかくの米ぬかの栄養が半減してしまうのだそうです。筆者は気になりませんが、においが多少残るので、いやな人はいやでしょうが、できる限りお湯だけで洗うようにしましょう。
初めての人は必ず座ってシャワーするようにしてくださいね、と言われましたが、なんとか立ったままシャワーを浴びましたがやはりふらっふらです。
体を拭いて、またバスローブを着て、休憩ルームに移動です。
この部屋には扇風機やウォーターサーバー、化粧水類、毛布、枕などが置いてあります。
しかし! 扇風機をまわすのはダメ。そして喉が渇いたからと言って冷たい水を飲むのもダメ。先ほどの通り、心臓に負担をかけてしまうのと、せっかく温まった体を冷やしては酵素風呂の意味がなくなってしまうからです。
暑いけど我慢。飲み物は必ず熱湯あるいは少しだけぬるいお湯を飲むことなんだそうです。
なおかつ、酵素風呂を上がった後でもなるべく効果を維持するために、酵素風呂マスターは手袋や靴下などを着用、その上に毛布にくるまって限界まで汗を出すのだそうです。その話を聞くだけで意識が遠のきそうでした。
バスローブだけでも汗がとめどなくノンストップで出てくるというのに・・・
とりあえずお湯を少し飲みましたが、おかしなことにそれほど飲み物を欲さなくなりました。
そして毛布をかけてひたすらじっとしていました。本当に汗がすごい! 手の甲からも汗が噴き出てきます。
休憩ルームに移動して15分ほど経つと徐々に落ち着いてきました。でも汗は相変わらずすごい!
40分~1時間の休憩が必要と言われています。人生でこんなに全身から汗が出ているという感覚を経験したのは初めてです。妙に気持ちが良くて、もしかしたら極楽ってこういうことを言うんじゃないかな、とさえ思いました。
しばらく休んでから服に着替えました。自分の肌を触りましたが、とてもしっとりとしていました。米ぬかすげーーーーーー! と、オーナーに言ってしまいました。
しかし汗は止まらず。
見事に酵素風呂、ハマってしまいました!
この快感を味わいたいと思い、家から近めの酵素風呂に再度訪問しました。横浜までは遠いので・・・。
すでに2回目の酵素風呂に入ってきましたが、初回より慣れたのか苦しさが全くありませんでした。むしろ初回よりも眠気が増しました。汗はやはりとめどなく出てくれます。お肌もしっとりします。
この酵素風呂をきっかけに、筆者は大好きだったビールを断ち切ることにしました。そして家にいるときは温かい物を飲むようにして、シャワーだけをやめてお風呂に20分つかることにしました。食生活は、日頃から自炊派ですし添加物なども取らないようにしているので問題はありません。とにかく体を温めることに取り組んでいこうかと思っています。
アレルギー体質な筆者ですが、湿疹や蕁麻疹があまりでなくなった気がします。米ぬかにはビタミンやミネラルなどの栄養素があると言われていますし、それを発酵させて体を温めることによって美肌、体質改善、免疫力アップ、ダイエット、自律神経を整えることによってストレス解消が望めるとのことです。
酵素風呂に行くのが楽しみで仕方なくなりました!
運動不足の人にも効果的らしいですよ。
ちなみに『美健センター港北店』、かなり有名なお店らしいですが全然そんな感じしないのがまたいいです。また行きたい!
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(執筆者: ベニ子) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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