秋葉原の名店『とんかつ冨貴』が2016年9月28日で閉店するというニュースは、ガジェット通信編集部にも大きな衝撃を与えています。
というわけで、秋葉原に古くからある店は、そろそろ二代目、三代目と”J Soul Brothers”的な代替わりを強いられるかもですので、後悔する前に一度でも多く訪れておきたいものですね。
みたいな感じの筆者(YELLOW)ですので、今回は秋葉原の中心部にある名店『あきば食堂』を紹介してみましょう。
秋葉定食御三家『あきば食堂』
秋葉原周辺には多くの定食屋さんがあり、その中でも“アキバ定食御三家”とされる『かんだ食堂』『あきば食堂』『ごはん処あだち』は観光客にも有名です。
ちなみに『キッチン竹乃子』『すえひろ』『ふくよし』『とんとん亭』の“アキバ定食四天王”は秋葉原の定食でもマニアックなので、秋葉原に不慣れな観光客では辿り着く事すら出来ないでしょうか?
逆に普通の人は知らないので土曜日でも空いていて、並ばずに安くて美味しい定食が食べられます。アキバ通なら覚えておいて損はありません。
『あきば食堂』は店全体のビジュアルが古めかしい感じで、若干入りにくいオーラが出ていますが、店の主人は大変気さくな方ですので、初心者でもどんと来いと言っておきましょう。あと、この手の店を紹介すると
「あそこは働く人の為の店だから紹介するな!」
と言う人もいますが、それは大きなお世話というものです。
店の人からの指摘であれば別ですが、ただの自称“常連”が文句を言うのは筋違いではないでしょうか?
確かに自分のお気に入りの店が観光客でごった返すとウザいかもですが、お客さんが来なくて店が潰れてしまってはウザいどころの話ではありません。
本当に店を愛しているのであれば、観光客のような一見さんにもウェルカムな姿勢を表すのが真の常連と言えるでしょう。
ただ自分が行きたい時に並ばず入りたいとか、観光客が居ると店の雰囲気が壊れるとか、個人的な安っぽい理由で新規の客を拒否する権利は、営業している店の店主以外は持ち合わせていない事を理解しましょう。
そして!
半年くらい“ガジェ通秋葉原制覇”続けている筆者が言うのもアレですが、あえて言おう!
「ガジェット通信で紹介されたくらいじゃ行列は出来ない!」
つまり筆者が一生懸命書いたところで、さして店が混む事もなく秋葉原の平和は保たれるという事実もアピールしておきましょう。
ぶっちゃけテレビほどの影響力はないので、色々な意味で安心して下さい。
『日替わり定食』を食す!
整いました。
通常であれば小一時間問い詰めてもおかしくなビジュアルですが、ある意味『あきば食堂』っぽさが現れていて趣きがあると思います。
まあ、600円ですので800円台の定食と比べればインパクトに欠ける絵になるのは当然ですので、味で勝負する方向でお願いします。
『日替わり定食』とは?
本日の日替わりは“チキンカツフライ盛り合わせ”と思ってオーダーしてみた筆者です。
しかし!
店内に入ると日替わりは“チキンカツ&シューマイ盛り合わせ”になっていました。
どちらもキーワードは“チキンカツ”なのですが、この統一感の無さは一体……。
チキンカツがガガガガガ……
調理の終盤にキッチンからボールで何かを激しく撹拌する音が聞こえていたのですが、その正体は“自家製オーロラソース”の模様。
そしてオーロラソースがかかっているのがチキンカツである可能性が高いですね。
何故、このような形状なのかが謎でして、骨付きでもないのに細長いってのは珍しいです。
気になる味の方ですが「まあチキンカツかな?」って感じでしょうか?(小並感)
自家製コロッケもあるよ!
一番右は“揚げシューマイ”として、残りが気になる筆者です。
形状からして“カキフライ”だったら嬉しいな(ハート)くらいのテンションですが、すでに見た目と内容が一致しない事は実証されているので油断出来ません。
無論、そんなの食べれば分かる事なので、さして大きな問題ではないと思えるでしょうが、ソースにするか醤油にするかと言う究極の二択が発生するので、予め正体を確かめた方がベターです。
結果、とりあえず醤油を掛けたらコロッケだったと言う罠です。
コロッケならソース、カキフライなら醤油と思っていたのですが、裏をかかれてしまったようですね。ちなみにコロッケは手作りで、美味しかったです(小さいけどね!)。
お新香と味噌汁で頑張れ!
流石にフライ4個では御飯を持て余してしまうので、そこは“お新香”と“味噌汁”で頑張りましょう!
臨機応変に状況に対応するスキルが食べる側にも求められますが、そこも含めて『あきば食堂』ですので御了承下さい。
最後はデザートを食べて終了です。
ご馳走様でした!
『日替わり定食』 総評
若干、この『日替わり定食』を褒めるべきかどうか小一時間は悩む案件ですが、なにせ600円ですのでランチの選択肢としてはありだと思います。
これが冷凍食品全開だったらディスりも入りますが、小さなコロッケまで手作りなので、逆にリスペクトの対象となります。
しかも!
『納豆』(100円)『玉子焼』(200円)などもあるので、これらを組み合わせて定食としてのボリュームを底上げする事も出来るので、ある意味自由度の高いランチをエンジョイする事が出来ます。
と、いう感じの『あきば食堂』でした。
みなさんも「あの店に行っておけば良かった……。」と後悔する事のないように、古い店は優先的に訪れてみて下さい。(あきば食堂はまだまだ元気です!)
『あきば食堂』
住所:東京都千代田区外神田3-2-6
営業時間 11:00~15:30
定休日:日曜祝日
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