9月1日(木)より日本公開を迎える大型イリュージョン・アクション映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』。
「実際に実現可能なトリックだけを使用している!」という触れ込みで話題となっている本作だが、予告編を観ると、一瞬で姿を消したり、瞬間移動したり、降り注ぐ雨を静止させたりと、目を疑うようなイリュージョンがテンコ盛りで展開されているから驚きだ。
映画『グランド・イリュージョン』予告編(YouTube)
https://youtu.be/dlRwWMrhWLo
そんなイリュージョンの数々を監修したのは、「史上最も稼いだソロエンターテイナー」としてギネスブックに認定されている世界最高峰のマジシャン、デヴィッド・カッパーフィールド。主演のジェシー・アイゼンバーグらキャスト陣は、クランクイン前から“マジック・ブートキャンプ”なるトレーニングに参加し、何か月もかけてプロ顔負けのテクニックを身に着けたという。
その結果、彼らの上達ぶりには講師役の本職マジシャンも舌を巻くほどに。メンタリズムからカードトリックまで幅広いイリュージョンを手掛けるキース・バリーは、「彼らは本当にレベルの高い技術をみにつけた。催眠術だって実際にテレビの番組でプロのメンタリストと勝負をして、彼を出し抜いてしまった」「彼らのうち誰かがセミプロ、サイドプロジェクトとしてマジシャンを考えているなら、すぐに開始することは十分可能だ」と太鼓判を押している次第だ。さらに、「カードを部屋の端から端まで飛ばしてメロンに刺すこともできるしね」と、人気漫画『HUNTER×HUNTER』のあのキャラを想起させるコメントも飛び出した。
とはいえ、CG全盛のハリウッドで、なぜこれほどの手間をかけてまで“本物”のイリュージョンにこだわったのだろうか? 「CGを使えば現実を超えたイリュージョンを描くことは簡単だ。でもそれでは、鑑賞者の心を掴むことは難しい。“どうせCG”という想いはトリックへの感動はなくなるからね」と答えるのは、本作を手掛けたジョン・M・チュウ監督。さらに、「同時に、本物のトリックであるからこそ、どうやってそれが行われたかを明かすことが可能になる。友人と作品を鑑賞した後、ダマされたトリックの話で盛り上がってもらえる映画を、僕は作りたかったんだ」と、作品への自信をのぞかせるコメントも語った。
監督からの挑戦状ともとれるこの言葉。「実際に実現可能なトリックだけを使用している!」という宣伝文句を疑っている人こそ、大きな驚きをもってこの作品を楽しむことができるかもしれない。
映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』公式サイト:
http://grandillusion.jp/
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