今年2月に「リッツ」「オレオ」「プレミアム」はヤマザキナビスコでの製造・販売を終了し、9月1日よりライセンス元のモンデリーズ・ジャパンが製造販売を行うと発表し、SNS等ではちょっとした騒ぎになった。
なんだか、ポピドンヨードのカバさんの話によく似てないでもないが、結局どうなるのか。リッツを例にあげて整理してみる。
ヤマザキナビスコは8月31日でリッツの製造を終了し、在庫分はそのまま販売されるようだ。そして、9月からはモンデリーズ・ジャパンがインドネシアの工場で製造したリッツを発売する予定。
一方、ヤマザキナビスコはヤマザキビスケットと社名を変更し、リッツで培ったノウハウを元に新しい商品を9月5日から提供する。
ということは、9月5日からしばらくはヤマザキナビスコが製造した在庫分のリッツ、新たなインドネシア製のリッツ、そしてヤマザキビスケットが製造した新たな商品が同じ棚に並んで併売される現象が生じるかもしれない。
このヤマザキビスケットが販売する新しい商品が『Levain(ルヴァン)』だ。
記者は、このルヴァンを発売前に手に入れたので、あくまでも別商品なのだが、現在発売されているヤマザキナビスコのリッツと食べ比べてみた。
なお、記事執筆時点では試食レポート記事はどこのメディアにも出ていないので、おそらく日本で最初に食べた記者ということになるだろうか。
形は丸型から角形に姿を変えるようだ。
味そのものは、あまり変わらなかったが、1枚あたりのボリュームがアップしたような感じはした。
ただ、現時点ではインドネシア製のリッツがどのようなものなのかが不明なので、感覚の問題だが日本人向けに味付けがされた国産のものを好む傾向が強ければ、ルヴァンで今までのリッツと変わらない味が楽しめそうだ。この点においてはヤマザキナビスコのリッツファンは安心しても良さそうだ。
リッツ大好き女子にも食べ比べてもらったが、「変わらないですね」という感想だった。
ちなみに、ヤマザキナビスコといえばJリーグのヤマザキナビスコカップだが、シーズン中であっても決勝トーナメントからはJリーグYBCルヴァンカップに変更となる。これについてヤマザキナビスコでは社名が変更になってもシーズンが終わるまでは従来のままでいいと申し入れたそうだが、Jリーグ側が長きに渡るスポンサー協力に感謝の意を表して、シーズン途中でも変更することを決めたそうだ。
今のうちにリッツを買っておいて3種を試し、お好みの味を選定する準備をしておいたほうがいいのかもしれない。
※写真はすべて記者撮影
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
コメント
コメントを書く